St. Martin への旅、あるいはパスポート盗難の記録(Day5 帰国可能!?)

NYの総領事館のアドバイスは、まずは空港へ行って航空会社へ確認してみるべきとのことだった。パスポートをなくした場合でも出発場所へは戻れるという原則があるらしい。これが難しい場合は近隣の日本大使館へ行ってパスポートの再発行を受けるということを考えなければならないらしい。ちなみに、この島には日本大使館はない。大使館のある国であればそれほど難しいことはないのだ。また、渡航証というものを申請して移動することが考えられるが、行き先は日本になる。
昼過ぎに再びホテルの人にお願いして空港まで送って貰った。あまり時間を拘束するわけにはいかないと思い、ホテルの人には帰って貰った。US Airways の出発便は 14:30 で、丁度チェックインの時間になってしまった。空港カウンターの何人かの人に話をするが、判ったといいつついつの間にか皆姿を消してしまう。なにやら今日の便は1時間遅れとある。まあチェックインの人たちが優先だろうと思い様子をうかがっているといつの間にか2時間の遅れへ。そしてとうとう欠航になってしまった。欠航になるとこんどは他の航空会社や明日の便への振替、預けてしまった荷物の受け取りなどでカウンターは大忙し。
午後3時ごろになりようやく落ち着いた。昨日の便で帰る予定だったこと、日本国籍就労ビザを持ってアメリカに住んでいること、パスポートを紛失した事を説明する。一通り書類を確認すると、必要なものは全てそろっているから帰れる。明日の午前に臨時便が出るので明日の朝8時に来いという。よかったこれで帰れそうだ。
歩いてホテルに戻ると、食事をしていないことを心配してくれたマネージャーがホテル内のレストランで使える $25 のバウチャーを発行してくれた。飲み物を頼むと2食は難しいが、これできちんとした食事が出来る。夕方、マヒマヒ(魚) のサンドイッチと水とコーラを摂った。
 
空港。現代的な建築。
Princess Juliana International Airport (SXM)
 
通りの公衆電話。なんとなく撮影。
Broken Phone