ニトリの真空断熱ボトル N-HEATEX を買ったので手持ちのボトルと保温機能を比較してみた
真空断熱ボトルはいくつも持っている。Amazonをはじめ、どこでも安価で買える和平フレイズや定番のサーモス、山に登る人ならヤマセンボトルが定番だし、モンベルも高機能を謳った真空断熱ボトルを販売している。
最初にニトリの真空断熱ボトルを目にした時はでかい! と思って手を出さなかった。が、リニューアルして保温機能が高まっているということで買ってみることにした。この商品の特徴は以下のように謳っている。
- 真空断熱のコップ付きなので、飲みものを注いだ後も徹底保温・保冷
- 5層の断熱効果。内びんに銅メッキ+銅ホイルで保温・保冷効力UP
- 中栓に断熱材入りで、上部から熱を逃さない
- 6時間後も85℃以上/6℃以下をキープ
- 簡単にお手入れできる内面クリーンミラー加工とさびにくいSUS316ステンレス鋼
- 衝撃に強く、落下時に衝撃を吸収し傷付きも軽減します
真空断熱ボトルを山に持って行って湯を沸かさずにカップラーメンを食べたり、コーヒーを入れて行って休憩時に飲んだりすることがあるが、日常的に一番利用しているのは朝、コーヒーメーカーでコーヒーを淹れてこれを日中仕事しながら飲むスタイル。我が家のコーヒーメーカーは一度に約800cc のコーヒを淹れることができるので、この容量のボトルにコーヒーを淹れて会社に持って行くのが定番だった。コロナ禍移行テレワークになったがこのスタイルは基本変わらず、朝タンブラーと500ccほどのボトルに分けて飲んでいく。
早速 N-HEATEX にコーヒーを入れて使用したところ、明確に保温効果が高いと感じた。具体的には入れてから10時間ほど経過した後にコーヒーを飲むときに「熱い」ではないが湯気が出る温かいコーヒーとして飲める。これはなかなかすごいと思い、手持ちの真空断熱ボトルで実験をしてみた。
1つ目は和平フレイズ フォルテック・パーク フェザーマグボトル 500ml
2つ目はモンベル アルパインサーモボトル 0.5L STNLS
そして3つめが N-HEATEX 500ml
あらかじめお湯を入れて予熱したボトルにヤカンのお湯を入れて3時間毎に温度を測定した。沸騰時の計測温度は94度。結果はこのようになった。思ったよりもモンベルアルパインサーモボトルとの差は大きくなかった。
真空断熱のコップが断熱機能に小さくない影響を及ぼしているのではないかと思う。その理由は蓋を開けたときにコップの内部に結露が見られること。また中蓋の外側にゴムのシールが取り付けられていて(画像のグレーの部分)、コップを脱着するときにわずかな抵抗を感じる。
とにかく断熱優先で作られているらしく、入り口の径も小さめだが、この価格でこの性能は素晴らしい。