Robert Randolph and the Family Band@Brooklyn Bowl

今年一発目のライブ。3月後半に Japan Benefit Concert のチケットを購入したのだが、仕事場を離れることが出来ずに Benefit だけになってしまった。
Robert Randolph はペダル・スティールの使い手だ。スティールギターはギターを水平に置き、フレットを指かバーで押さえて弾くギター。膝の上に置いて使うラップスティール・ギター、膝や足で操作するペダルが付いたペダルスティール・ギターがある。それほどなじみのある楽器ではないが、一番わかりやすく説明すると、ハワイアンで特徴的な音色がスティール・ギターの音だ。
Robert Randolph は教会でペダル・スティールのトレーニングを積んだそうで、ゴスペルなどがバックグラウンドにある。そしてこの人たちが奏でる音楽は、ブルーズ、ファンクなどのルーツミュージックをベースにしたものだ。ペダルスティールから奏でられる音もハワイアンのような澄んだ音ではなく、歪んだエレクトリックサウンドだ。
Start は 20時の予定だったが、始まったのは 21時過ぎ。一曲目こそ、最新アルバムのオープニングだったが、その後はボーカルなしの曲が多く、ゲストのギタリストやハープ奏者と延々とジャム・セッションを繰り返すような感じ。しかしこれが良いのだ。バンドの構成は彼のほかに、ベース、ドラムス、キーボードがメンバー。サポートでギターとコーラス。ゲストで2名のギタリストとハープ。
Robert Randolph and the Family Band Live@Brooklyn Bowl
 
Robert Randolph and the Family Band Live@Brooklyn Bowl
 
Robert Randolph and the Family Band Live@Brooklyn Bowl
 
Robert Randolph and the Family Band Live@Brooklyn Bowl
 
ベースの人もかなりすごい。
Robert Randolph and the Family Band Live@Brooklyn Bowl
 
アンコール前の最後の曲では、Robert Randolph がドラムセットのところまで行き、途中からドラムを叩き始めた。そしてドラムスの人はペダルスティールを弾き始める。そうかと思うと、今度はベースを受け取って弾き始め、ベースマンは入れ替わりでドラムを叩く。皆なんでも出来ると言うわけだ。
アルバムはアルバムとして楽しめるが、ライブを観ると録音物とは全く違ったスタイルがあってそれが魅力的、というのがいいんだよねえ。