Van Dyke Parks plus Clare and the Reasons live@The Bell House, Brooklyn
夜の予定はこのライブだ。Van Dyke Parks は 1943年生まれ。ワーナー・ブラザースの社員として数々の音楽制作に関わると同時にソロ活動も行っている。ロックの棚に置かれるロックと関係ない音楽を作る名人と言われている。が、この人の名前は知っていたが、音楽を聴いたことはない。最近は、The Bird and the Bee の Inara George のソロアルバムをプロデュースしていたのが記憶に新しい。しかし今日の目的は、Clare and the Reasons だ。Clare and the Reasons は Clare Clare Muldaur Manchon と Olivier Manchon を中心としたバンドで Brooklyn は地元。古いアメリカの音楽をモチーフとした独自の音楽をやっている。ちなみに Clare Muldaur の父親は Geoff Muldaur といってフォークロックの歌い手であり、Van Dyke Parks とも関わりがあったようだ。$25 とこちらのライブハウスのしてはやや高い料金だが、これでも日本に比べると全然安い。
8時過ぎに開演。フロントに4人だが、ギター、ベース、キーボード、チェロ、バイオリンを曲により次々と持ち替えて演奏する。ドラムレスなのだが、3人の前には小さなドラムが置かれていて、それぞれがキーボードを弾きながら叩いたり、バスドラムをならしたりするのだった。オープニングはバックトラックを使っていて、その後もホーンの音が聞こえるのでこれもバックトラックかと思っていたら、アップライトピアノの陰にホーン担当が2人隠れていた。この人たちの音楽はベースとキーボードを主に担当するメンバーはクラリネットも吹いていたし、皆クラシックの教育を受けている人たちのようだ。古いミュージカル音楽の用でもある様々に展開する曲調とクレアの声が良い。
他にも様々な楽器を持ち帰る多彩な演奏。かなり良い。
そしてラストは Van Dyke Parks がピアノで参加して競演。
休憩の後 Van Dyke Parks の演奏開始。Clare and the Reasons の3人がバックを務めていた。なるほど、そういう関係で一緒にツアーをしているのか。Van Dyke Park は結構いろいろな話をして、観客を笑わせたり、なにやら政治的な発言をして黙らせたりしていたが、正直殆ど判らなかった。この人の音楽は全然知らなかったのだが、Clare and the Reasons の楽曲とかなり共通するものがあるような気がした。
ラストはクレアとデュエットし、アンコールで2曲歌って終了。
撮影は D90 で行った。こちらのライブハウスは特に撮影に制限を設けていない場合が多い。Professional Camera は駄目と書いてあるとちょっと迷うが。ISO1600 で固定。もう一段上げても良かったかもしれない。
Clare and the Reasons は先日来日公演を行っていた様だが、11月に Van Dyke Parks と共にまた行くらしい。このライブ、他に出演者が細野晴臣、高橋幸宏+宮内優里+高野寛+権藤知彦、トクマルシューゴ、高木正勝 と自分的には超豪華なラインナップだ。興味のある人は是非。
http://de-la-fantasia.com/