Summer Stage@Central Park


6月に入り、Summer Stage という屋外ライブの季節がやってきた。去年の Juana Molina は良かった。平日の夜に出かけるのはなかなか難しいが、今年も1ステージぐらいは見ておこうと Central Park の特設会場へ向かった。
今日のライブのトリは Salif Keita だ。午後3時過ぎから始まったライブだが、最初のステージは Lo'Jo というグループ。フランスのグループらしいのだが、様々な民族音楽を嫌みなく取り込んで、それでいて古さを感じさせない。メンバー個々のスキルも高い。CD 買ってみるか...
2番目の Tabou Combo はハイチのバンドらしい。アフリカ的な曲をやったかと思うと、ラテン系のテイストになったり。
そして最後が Salif Keita だ。Salif Keita はアフリカ マリのミュージシャンで、自分も2枚のアルバムを持っている。アフリカの伝統的な音楽と西欧の音楽を融合させて新しい音を生み出している人だ。けっこう年を取った印象を受けたが、ひとたび歌いだすとその伸びやかな歌声は健在だった。そしてアフリカの音楽と言えばそのリズム。ドラムと2パーカッションから生み出されるそのリズムと重低音はライブでなければ味わえないものだ。会場は大変盛り上がった。
Juana Molina の時はヒスパニック系の観客が多かったが、今日はアフリカ系の人たちが沢山来ていた。そして彼らの音楽に乗せて踊る姿がまた格好よいのだ。
ところでライブに出かけると、必ずと言ってよいほどタバコではない煙を吸っているひとたちを見かける。今日もすぐ目の前でそんなことをしていた男女のグループがいたのだが、そのうち一人が突然ステージに駆け上り踊りだし、あっというまに排除されていった。