Summer Trip for New England -day 2-
8時過ぎに出発。市内のスーパーで飲み物と保存の効く食料を調達し、東へ向かう。
昨日の宿。
橋を渡り、高速を一旦降りるのだが、川の下流に可動橋が上がっているのが見えた、と思った。ちょっと寄り道して近くへ言ってみることにした。橋のたもとには駐車場があった。ここは川ではなく運河。Cape Cod Canal であった。そして、橋は上がっているのではなくこれが定位置だということに気づいた。この橋は鉄道橋なのだ。車の通る可動橋の場合、大きな船が通る時だけ橋が動く。しかし、鉄道の場合通行の頻度が少なく、しかも水面からの高度を稼ぎにくい。そういう訳で、列車が通る時だけ橋が降りてくるということになる。
運河の南東部には Camp Edwards という米軍の基地があるのだが、平坦な地形ではないこととあまりにも広すぎるために、周辺の道路からは基地内の様子を伺うようなことは全く出来ない。基地を一つ作るにしてもアメリカで作るのと、狭い日本で作るのではまったく事情が違う訳だ。
本日の宿泊地は Nickerson State Park。大小いくつもの池、オン/オフのトレイルがあり、7つのエリアのキャンプサイトがある。チェックインの時間にはまだ2時間もあったので、入り口を確認後 Cape Code の先へ行くことにした。
Cape Code National Seashore は Boston から 100mile ほど南下したところにある。鎌のような形の半島だ。東海岸に住む人なら、それがどこにあるのかは知らなくても Cape Cod という名前を知っている人は多いはずだ。Cape Cod Potato Chips というメーカーがあるのだ。Jazz Piano の hiromi の曲の中にも Cape Cod Chips というのがある。
まずは、半島の先の Provincetown へ向かった。途中、サイクリングイベントが開催中らしく、沢山のロードバイクに出会う。Provincetown は避暑地の商店街といった雰囲気で。非常に活気にあふれている。
ダイナーでランチセットとあったフィッシュサンドとクラムチャウダーとコーヒーのセットというのを頼んだ。出て来たのはバンズと白身魚とタルタルだけで、え? と思ったのだが、食べてみるとこれが旨い。熱々のフライトタルタルと柔らかいバンズの組み合わせが絶妙な感じだった。
さて、ここまでやって来たのには大きな目的が合った。それはホエール・ウォッチングだ。Boston の水族館などもツアーを実施している。一年中いるのかどうか判らないが、この時期はなかなか活発らしいのだ。ツアーは全行程が約3時間。料金は $39。(Webでクーポンをプリントして持って行くと $2 割引される) この時期、1時間おきに出発している。見ることが出来るのは、Humpback Whale、Minke Whale、Finback Whale とあったが、実際に確認出来たのは Humpback Whale のみだった。ザトウクジラのことだ。
http://whalewatch.com/
出航
結構な勢いで飛ばす船。船首と左舷にいた客は一度大きな波を被ってびしょ濡れになっていた。
ポイントに到着。遠くでは潮を噴いているのが見える。
なかなか迫力がある。
飛行機の尾翼のようだ。
ブリーチ。
そのうち縦の動きをするように。
時折こんなジャンプを見せる。
他社のボート。
本日のベストショット。もう一枚いいアングルがあったのだが、ピントがどこにもなかった。
これはお勧め出来るアクティビティだとおもう。
Pilgrim Monument 100年前に建てられた。17世紀にヨーロッパからやって来た入植者関係のもの。
さて、キャンプ場に戻りテントを設営し、シャワーを浴びて帰ってくるとすっかり暗くなった。調理をする訳でもなく、暖をとるわけでもなく、なんとなく落ちている木を集めて焚き火。