Shenandoah National Park -Part3-

朝早めに撤収し、キャンプ場を後にした。
まずは Skyline Drive を全線走るのだ。キャンプ場は北の端から20mile くらいの所なので、南の端までは 80mile ある。風景を楽しみつつ程々に飛ばして楽しんだ。今日は熊には遭わなかったが、かわいい子鹿がいた。
Family of deer
 
fawn
 
National Park を出て、山の西側の一般道を暫く走ったのだが、なかなか距離が稼げないので途中から Interstate 81 に乗って北上した。今回もう一カ所寄ろうと思っていたところがあった。Harpers Ferry という街で、Maryland州と Virginia州、West Verginia州 が接している地点にある。(街は West Verginia州に属している) Shenandoah river と Potomac river が合流している地点でもある。南北戦争あたりから、武器の製造拠点でもあったようだ。街全体が昔のたたずまいを残し、資料館などが並んでいる。
Harpers Ferry
 
Harpers Ferry
 
Harpers Ferry
 
Appalachian Trail を管理する団体の本部が置かれている街でもあり、Trail もこの街を通過している。
Appalachian Trail
 
ところで John Denver の歌う、Take Me Home, Country Road という歌を知っている人は多いと思う。"Country Road take me home, To the place I belong" というサビの曲だ。この曲の歌い出しの歌詞はこうだ。"Almost heaven, West Virginia, Blue Ridge Mountain, Shenandoah River" 歌詞的にはまさにこの辺りが舞台ということになる。尤も作者はこのあたりに来たことがあった訳ではないようなのだが。
川があるので、ラフティングや水遊びで賑わっていた。カヤックのレッスンをしているようなパーティも見かけた。水はあまり奇麗ではないが。

Harpers Ferry
 
Rafting and Tubing
 
Kayaking lesson
 
この街を出たのは午後3時過ぎ。New York はまだ大分遠い。高速へ乗って暫くすると渋滞が始まり、殆ど車が動かなくなった。アメリカの高速道路は中央分離帯がただの草地というところが結構あり、しびれを切らした車がUターンして逆方向へ走り始めた。まあピックアップトラックSUV なら余裕だろうが、車高の低い自分の車はそういうのは厳しい。などと思っていたらやはり Uターンを試みた乗用車が1台、草地の段差にはまって立ち往生していた。バックミラーで様子を伺っていたが、手を貸そうという人たちは現れないようだった。こんな田舎でなんで渋滞? と思っていたが、原因は事故だった。
Heavy Trrafic Jam
 
ピックアップトラックの後輪がアクセルシャフトごと車からはなれたところへあったので、道いっぱいに部品をバラまいたのだろうか。その後も Philadelphia から New Jersey へ向かうあたりで事故ではない渋滞。かなり疲れて午後10時過ぎに家にたどり着いた。
3日間の走行距離は1009mile。随分走った。燃費は普段 20mile/g くらいなのだが、高速メインだと 30mile/g まで伸びた。久しぶりの長距離一人旅だったが、気分に任せて行きたいところへ行く気ままな一人旅もやはり楽しい。次はどこへ行こう。機会があれば横断とか縦断とかもしてみたいものだ。