Niagara Falls
この週末は Memorial Day の祝日であり、久しぶりの3連休だった。折角なのでどこかへ出かけようと考えた末、Niagara Falls へ向かうことにした。ナイアガラの滝の名前を聞いたことがないという人はまずいないと思う。五大湖のうち Lake Ontario と Lake Erie を結ぶ川の間に位置し、東側は New York州、西側はカナダだ。同じ New York州とはいえ、その距離は 700km もある。当初は一人でキャンプ場にでも泊まりながらバイクツーリング感覚で一人旅を楽しもうと考えていたのだが、直前に同行者が現れ、4人での一泊旅行となった。うちの車は4人乗って旅行は出来ないし、MT車だとだれも運転したがらないので出番なしだ。
土曜日の夜中12時過ぎに出発。高速道路は基本無料のアメリカ、所々有料区間があるのだが、大体は$5位。往復1400Km を走っても $25 位しか掛からないのは嬉しい。今回は EZ-Pass を持ち込んだので、料金所もノンストップで通過できる。途中何度か休憩し、ドライバーを交代しながらおよそ8時間で Niagara Falls へたどり着いた。宿はカナダ側へ取ったので国境を越える必要があるがまずはアメリカ側で滝観光だ。
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ちなみに川は南から北に流れており、中央の島とアメリカ側にあるのが American Falls、島とカナダ側にあるのが Horseshoe Falls となっている。
American Falls。正面のビル群はカナダだ。
実のところ、もっと圧倒的なスケールなのかと想像していたのだが、それほどではなかった。でもそれは単にスケール感の話でやはり日本では体験することが出来ない大きさの滝だ。
American Falls の上流側。この流れはホワイトウォーターをカヤックで遊んでいた頃を思い出させるが、それをここで想像するのはかなり怖い。
中央の島、Goat Island へ渡った。
これは Maid of the Mist号。「霧の使い」という感じの意味だと思う。皆青いのは、青色のポンチョを着ているためだ。この船で滝壺に接近し、水をかぶる。船はアメリカ側からもカナダ側からも出ている。
こちらは Cave of the Winds という施設。エレベーターで川岸へ降り、やはり滝の水を被る。こちらは黄色いポンチョだ。
空気中には沢山の水分が漂っているので、天気がよければ奇麗な虹になる。
こちらが Horseshoe Falls。American Falls よりも大分大きい。
ひとしきりアメリカ側を堪能した後、橋を渡ってカナダへ入った。自分が訪れる2番目の外国はカナダとなった。入国ゲートはフリーパスに近い感じなのかと思っていたが、空港のそれと同等かそれ以上の質問を投げかけられた。
さて無事カナダへ入国した。レストランでブランチを済ませて Maid of the Mist へ向かった。
特に荷物を預けるでもなく、青いビニールポンチョを渡されて船に乗り込む。やはり上から眺めるのとは違う滝を見ることが出来る。
更に Horseshoe Falls の滝壺へ近づいていくのだが、近づけば近づく程何も見えなくなる。まあしかし天気の良い日の過ごし方としてはなかなか良いのではないかと思う。寒かったり風が強かったりするとかなり辛そうだが。
ホテルのチェックインにはまだ時間があるので、スタバで休憩。カナダ側はかなり観光都市然としている。川沿いには Fall Vew を売り物とした高層ホテルが立ち並び、何軒かカジノがある。そして街中はかなり浮かれた感じのアトラクションのお店が沢山だ。
ところで、カナダの通過はカナダドルだが、ここでは米ドルが問題なく使える。カナダドルは米ドル換算で $1.03 くらいだが、実際には 1:1 のレートで扱われる。おつりは米ドルでくれるところとカナダドルでくれるところがある。カナダには$2硬貨というものがあるのだが、アメリカも見習って欲しい。もっともアメリカにも $1 硬貨があるのだが、自分は一度も受け取ったことがない。
ホテルにチェックインした後、川沿いへ出て再び滝を見に行った。
カナダ側からも午後の日差しを受けて奇麗な虹を見ることが出来た。しかも、虹の外側にうっすらともう1本の虹が...
ホテルは一段高いところに位置しているのだが、川沿いの道との接続点が少ないこともあり帰りはこの乗り物を使った。1回 $2.5。
夕食は隣のホテル、Embassy Suites のステーキハウスへ行った。14F にある。
最初は明るかったが段々と日がくれ、
22時の花火を楽しんでから店を後にした。
食後はライトアップされた滝を見るために再び川沿いへ。
時々色が変わる。
こんな感じで滝を照らしている。