冬の北海道 その3
夜には雪は降り止み、ところどころ星が見えていた。朝起きると晴れ。日の出前の散歩などというのも少し考えていたのだが、ベッドから起き出すことが出来なかった。とりあえず車の雪を落とし、ウィンドウの氷を溶かす。ドアはすぐには開かず、慎重に引きはがすようにして開けた。
朝食は洋食。(一日交代らしい) 焼きたてのパンがおいしい。
今日の予定は天気と気分次第と思っていたが、せっかくの天気なのでオーソドックスに車で丘巡りをすることに決めた。写真をいっぱい撮るのだ。雪遊びのウェアも準備してきたのだが、今回は出番なし。
北西部の丘(ケンとメリーの木、親子の木、セブンスターの木)から美馬牛を経て哲学の木など。丘巡りをしている人たちは結構いて、道中何度も同じ車と行き会った。案内図とカーナビを頼りに走るが、冬の北海道は全ての道が除雪されている訳ではなく、何度か来た道を引き返す事になった。
昼食は白金温泉に向かう道沿いの歩人(ホビット)、自家製ハム、ソーセージのお店だ。8種類盛り合わせのセットをオーダー。ハーブを練り込んだハムが美味しかった。
15時前に旭川市街へ向かう。R452 から R237 に入ってすぐ、対向車線を走る車からパッシングを受けた。何事かと思いつつ、大して速度を出している意識がなかったのでアクセルオフでゆっくり減速。まもなく右手にパトカーの姿が見え、以外にも自分の後ろに車を着けパッシング。16kmオーバーだそうだ。反則金12,000円 減点1。そんな速度で捕まえるなよと思うが許してくれそうな雰囲気は全くなく、超不機嫌に応対。パッシングなしで走っていれば20km超で捕まっていたのは確実だが、せっかくインフォメーションをもらったのに回避できなかった事が悔やまれる。
旭川市内ではあらかじめチェックしていた洋菓子店を回る。1軒目はエチュード。ひよこのお昼ねプリンという少々恥ずかしいネーミングのプリンが、「プリンの殿堂2006」にて人気投票の第一位なのだそうだ。(確かに美味しかったが、感動的な味わいという程ではなかった) 2軒目は The sun 蔵人。石造りの大きなお店で、ほぼ全商品試食可能。会社の土産用に蔵生という生チョコサブレと自分用にいくつかを購入。そして店内でウォータードリップのコーヒーとケーキをいただいた。
レンタカーの営業所は閉店が18時ということで、少し前に車を戻し旭川空港へ入った。また日記でも書いて時間をつぶそうと思ったが生憎のバッテリー切れ。夕食(一応旭川ラーメン) と土産物店物色(品揃えが多くない)で時間を潰し、20時15分 機上の人となった。
北海道の主要道は大抵除雪が行き届いているが、除雪とは車が走れる状態のことで、雪が完全に取り除かれている訳ではない。ドライな路面は一部の幹線道路だけで、街の中心部でも圧雪路が殆どだった。中には凍っていたり、轍が深いところもあって、その中でも郵便カブが走っていたりするのには感心した。4WDのおかげかどうかはわからないが、怖い思いをすることはなかった。
また、今回羽田空港へのアクセスに車を使い、京浜島にある民間駐車場を利用した。二泊三日で4,200円。出発時間が早くて最寄り駅までのバスが使えなかった事などを考えると、それほど高くはないかなと思った。もちろん空港ターミナルまでの送迎付きだ。
短い日程でハプニングもあったが、久しぶりの旅を楽しんだ。
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星の庵
自家製パン
アンドレ
Footprint
旭川空港
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