R352ツーリング

国道352号線という道がある。福島県南会津郡檜枝岐村から奥只見湖沿いに北上し、新潟県北魚沼郡湯之谷村へ抜ける部分があるのだが、これまで二輪車通行禁止だったのが今年から解除となった。この道を走ろうというのが今日のツーリングの目的。
友人と関越道の高坂SAに朝6時に待ち合わせだったが、時間の読みが甘く珍しく20分も前に到着してしまった。友人も10分まえに到着。
天気は曇り。北上するうちに少しずつ寒くなり途中で持参した中間着を着込む。指先も冷たくなってしまいインナーグローブを装着。途中霧雨などにもあうがそれほど酷くならずに小出ICで関越を降りる。
ICを降りるとすぐにR352に入る。車も少なく快適な道。日が高くなるにつれて天気も良くなってきた。奥只見シルバーラインとの分岐をすぎて暫くすると道が細くなり高度を上げ始める。右手に見え隠れする越後駒ヶ岳がきれいだ。枝折峠を越えて銀山平へ降りると温泉があった。白銀(しろがね)の湯という日帰り温泉で、10時の開業時間まで少し待って、貸し切り状態の湯につかる。冷えた体もすっかり温まった。
再び奥只見湖に沿った道を進む。ここから先、対向車が急に増えだした。枝折峠を使わずにシルバーラインを使う車が多いためだろうか。追いついた車はみんな道を譲ってくれる。湖沿いの道は左コーナーの度に、小さな沢からの水が路上を流れていて、時々思ったより深くて大きく水を跳ねたりする。これに注意を促すオートバイ向けの標識が立っていたりする。
只見川にそって再び標高を上げ始め、福島県へ入った。尾瀬へ向かう沼山峠への分岐からは良く整備された2車線の道になり、檜枝岐村の街中に入っていった。丁度お昼時になり、そば屋へ。開山というお店はツーリングマップルに載っていることもあり、オートバイの客が多い。裁ちそばはなかなかの美味。野草のてんぷらもよかった。
田島でR121に合流するまでの道は車も少なく快適な走り。栃木県に入ってからは車の後に続く我慢の走り。途中R400に分岐して塩原を抜け、西那須野塩原ICから東北道に入り帰途についた。
走行距離約550km。程よく疲れた。R352は路肩が崩れていたり、決して良い道ではないが眺望も良く楽しめた。まだ木々は緑濃く、紅葉の時期に訪れるとまた別の世界が楽しめると思う。
 
早朝の関越所沢IC

 
国道352号線

 
奥只見湖

 
檜枝岐 開山の裁ちそば