St. Martin への旅、あるいはパスポート盗難の記録(総括)

10/04 出発。
10/06 盗難に遇う。
10/07 帰国断念、NY総領事館へ連絡。
10/08 空港のカウンターで帰れると言われ、翌日の便を予約。
10/09 空港へ行くとパスポートなしでは乗せられないと言われる。
10/10 St. Martin オランダ領のツーリストオフィスへ接触、パスポートなしで出国が可能かどうか確認。
10/12 出国可能の連絡をツーリストオフィスから受け取る。
10/13 トリニダード・トバゴ日本大使館へ連絡し、そこへ渡ってパスポートの再発行を受けたい旨を依頼。
10/14 トリニダード・トバゴの米国大使館へもそこでビザの再取得が可能かどうか問い合わせを実施。
10/17 米国大使館からはトリニダード・トバゴでビザの発給が可能との返信。
10/19 トリニダード・トバゴ政府からのビザ・ウェイバーが下りず、出発できない。もう1週間なので明日の午前中までにダメなら次の策を考えたい旨連絡。
10/20 結局進捗なく、パスポートの代理申請/受取または渡航証による日本への帰国を検討開始。NY総領事館からは東京(外務本省) への確認を実施。
10/21 東京からの指示はトリニダード・トバゴで速やかに解決せよとの指示。旅券申請書と渡航証の申請書は送って貰うことにした。
10/24 トリニダード・トバゴでは結局なにも解決せず、旅券申請の準備を始める。
10/25 旅券の代理申請の許可が下り、パスポートはNY総領事館の方が持ってきてくれることに。同日、旅券申請書を発送。
10/26 申請書がNYに到着。旅券が発行される。
10/27 NY総領事館の方が St. Martin へパスポートを届けに来てくれ、受領。
10/28 NYへ戻る。
 
盗難自体は盗んだ人間が悪いには違いないが、盗みやすい状況を作ってしまったことは間違いない。短い時間とは言え、助手席にバッグを置いて車を離れたのは不注意としか言いようがない。また、パスポートや現金、カードの一部など、リスク分散のためにホテルに置いておくなどをしておくべきだった。
通常、大使館のない国でパスポートを紛失した場合、渡航証により日本へ帰るのが基本だそうだ。アメリカのビザを持ち、アメリカへ帰りたいということになると事が難しくなる。
パスポートなしでトリニダード・トバゴへ渡る事については、これまでに2度OKが出た実績があったそうで、今回もこの線で行けると信じて疑わず、次善の策を講じていなかった。今回なぜ1週間たっても許可が下りなかったのかということについては現時点ではよく判らないそうだ。最終的にはパスポートを届けて貰うということになったが、これもここまで解決が長引いてしまったからこその措置で、最初からお願いしても許可は下りなかっただろうとのこと。また、ビザ・ウェイバーでの入国も今回は無事認められたが、常にこれが認められるとは限らず、やはり第3国でビザを取得してから米国入りするのが安全とのことであった。
今回、多くの人に心配を掛け、また多くの人に助けてもらった。関わってくれた全ての人に感謝したい。