ドコモでiPhone


帰国前に割りとぎりぎりのタイミングで sim Unlock版の iPhone 4S を購入した。わざわざ Unlock版を買ったのは、ドコモ回線で iPhone を使用する為だ。アメリカに渡る前はAU の携帯と iPhone の2台持ちだったのであまり気にしなかったが、人口密度の少ない地方の旅先などで繋がるキャリアを使いたいと思ったのだ。昨年の後半にドコモがiPhone発売開始などという記事が出たが、その時点では完全に否定された。ちなみに購入した sim Unlock iPhoneGSM のみに対応しており、CDMAau では利用することが出来ない。
ドコモショップは元日からオープンしているので、早速実家の近所の店に出かけた。都心のドコモショップであればこの手の契約は珍しくないのだと思うが、ここでは sim Unlock iPhone を使った回線契約は始めてだったようだ。
契約は以下のとおり。

  • タイプXiにねん 780円
  • Xiパケ・ホーダイフラット 5985円 (4/30まで4410円)
  • mopera U 525円(4ヶ月無料)
  • 留守番電話サービス 315円

LTEサービスである Xi(クロッシィ) は iPhone には関係ないのだが、Xi契約は Xi接続できない時は3G を利用することになるので、iPhone でこの契約が有効なのだ。そしてこの契約の一番のメリットはテザリングが利用できることだ。iPhoneWiFi ルーターにして他の機器からインターネット接続が出来るのだ。これがあれば、iPad の回線契約をすることなく外出先でネット接続が出来るということだ。テザリング利用に関して追加料金は発生しない。

  • sim Unlock iPhone をドコモ Xi契約で利用するメリット
    • ドコモの広いサービスエリアを利用できる
    • テザリングを利用できる
    • ドコモが嫌になったらSoftbankの回線も契約可能
    • 海外で現地購入したsimを利用できる
  • 一方デメリットもある
    • SMS は利用できるが MMS は利用できない
    • 留守番電話ボタンが機能しない
    • docomo.ne.jp などのキャリアメールアドレスが使えない
    • やたらとWiFiスポットを設置しているSoftbankに比べてまったくやる気の感じられないドコモの公衆無線LANサービス
    • 必ずしも3Gのデータ通信パフォーマンスがが高い訳ではない
    • 将来にわたって iPhone からこの回線が利用できると保障されているわけではない。
    • sim Unlock 端末が高い

sim Unlock版 iPhone はヤクオフなどでも流通している。費用対効果を考えるとメリットを見出せる人はそれほど多くない気もするが、選択肢が増えることは良いことだ。