Galactic Live@Brooklyn Bowl

ニューオリンズ・ファンクの雄、Galactic のライブへ出かけてきた。この会場では3daysの公演の最終日だった。このバンドは去年の冬、大雪の日に見に行った Garage A Trois を率いる Stanton Moore がドラムをつとめるバンドでもある。
今回の会場は Brooklyn Bowl というボウリング場を併設したライブハウス。East River に近く、かつては工場地帯で近頃は再開発が進み、新しいお店も増え始めているようなところにある。21時少し前に会場入りするが、外には当日券を求める人たちが列を作っていた。今回は web でチケットを買っておいてよかった。そういえば今回は入り口で id を求められた。いくら若く見られる日本人といっても未成年ってことはないだろう...
会場は右半分がボウリング場、左半分がステージとホールになっている。ライブを見ずにボウリングだけしにくる人たちが居るのか、ライブを見に来てついでにボウリングをしていくのかがよくわからないところだ。

 
暫くしてオープニングアクトの BUZZ UNIVERSE というバンドが登場。ジャズやファンク系の音を中心にワールドミュージックを取り込んだ多様な音楽っていうのが売りらしいのだが、どんなタイプの曲でもドタドタと一本調子なリズム隊が残念な感じだった。
22時を過ぎて Galactic 登場。会場はほぼ満員。今回はオリジナルメンバーに加えて、ボーカルとパーカッションに Cyril Neville、トロンボーンとMCで Corey Henry というメンバーだった。最初はベーシックなファンクから段々とコンテンポラリーな曲へと移っていく。インストゥルメンタルが中心なのだが、時折挟む Cyril Neville の歌が素晴らしい。そして相変わらずの Stanton Moore。彼のドラムとアクションと表情には惚れる。他に代わる代わる3人程のゲストが登場した。一人目のギタリストは顔を見た事があるような気がするが誰だか不明、3人目のキーボーディスとは Marco Benevento だと思う。そんな調子でライブは午前1時過ぎまで続き、会場は大いに盛り上がった。何やら煙を吸って変な盛り上がり方をしているひとたちも結構いるのだった。タバコは禁止でもあっちは良いのか...