ESL

ESL は English as a Second Language のイニシャルだ。直訳すると第二言語としての英語で要は英語を母国語としない人向けの英語教育プログラムのことだ。大学の留学前に集中してこのプログラムを受講するなどということもあるようだ。そして民間、公営含めて様々ところで ESL を受講することが出来る。
現在、日本人中心で仕事をしているとはいえアメリカで仕事をしている以上英語を使うことは避けられない。そして買い物や食事をするために必要な英語と、仕事をするために必要な英語はレベルが違うということを痛感している。そこで、やっと生活が落ち着いてきた1月から ESL を受講することにした。
行くのは Queens College of the City University of New York。ニューヨーク市立の大学だ。コースは毎週土曜日で、1月から3月までの10セッション、31.5hが一単位。料金は $295 だ。かなりリーズナブルな価格だと思う。今回は、ENGLISH FOR READING AND WRITING と ENGLISH FOR LISTENING AND SPEAKING の2コースにエントリーした。朝の9時から15時過ぎまで授業ということになる。
申込は Webで行うことが出来、クレジットカードによる決済もされてしまうのだが、初回受講者の場合はクラス分けの為の Placement Test を受けることを要求される。このテストの日時と場所を確認するために電話をしろと書いてあり、電話で日時を確認すると College から封書が送られてくる。日時は予め決まっているのでいきなり封書を送ってくれれば良いと思うのだが、なぜ電話を掛けさせるのかが少々謎だ。
さて、今日がその Placement Test の日だ。College は LI Express 沿いにあり、家から20分程で行くことが出来た。キャンパスの中は登録車両しか駐車を許されていないようだったが、土曜なので路駐は全く問題がなかった。指定された教室へ行くと受講者が10人ほど。Flushing という土地柄、中国、韓国系が多いかと思ったが全くそんなことはなく、色々な人たちが来ているようだ。READING AND WRITING の試験の最初は文法の4択問題。文法的に正しいものを選べというものだ。内容はそれほど難しくなかったのだが、持ち時間の認識を誤っていた。時間は15分しかなく、25問を解くにはじっくり考えるのではなく直感で行くべきだった。7割くらい終わったところで時間が来てしまった。2番目の試験は英作文だった。テーマがまた自分には難しい。好きだった先生のことについて述べよ、と自分よりもずっと若い相手と結婚することに寄るメリットデメリットについて述べよというものだった。みんな結構沢山書いているようだったが、英語にする前に書くべき内容をあまり思いつかないのだった。
午後の LISTENING AND SPEAKING の試験は同じ教室に日本人が5人もいた。内1名は会社の同僚だが。試験はやはり LISTENING と SPEAKING に別れていた。LISTENING の問題は、講師が話す内容に当てはまる一文を選ぶ4択問題だ。言っていることがそのまま書いてある訳ではないので、きちんと聞いてその内容を理解する必要がある。はっきりゆっくりと話してくれるので、大抵は理解できるのだが、なかなか難しい。SPEAKING は講師と1対1で面談という様な感じで1分間自分のことを話せと言われる。
これでクラス分けがされ、来週から本格的な講座が始まる。


http://qcpages.qc.cuny.edu/esl/