道路交通事情

  • 走っている車
    乗用車は日本とそれほど変らない。アメリカ車が多少多いのは当然だが、目立つのは日本車。トヨタ、ホンダ、ニッサン、他。ヒュンダイ、キアなどの韓国車も多い。ヨーロッパ車は殆どがドイツ車。イタ車やフランス車を見ることはあまりない。ピックアップトラックは皆でかい。車を単なる道具とみなして何も気を遣わない人と、すごく大事にする人が両極端な感じがする。動けばよいというボロボロな車が沢山走っている一方で、1回$30位する洗車屋には高級車が列をなしている。
    特徴的なのは商用車。大型トラックはトレーラーが殆ど。ドアのない配送用のバンやゴミ収集車、消防車、スクールバスなど、どれも日本では見ることがないアメリカンデザインだ。
    ウィンカーはオレンジではなく、赤が主流。ブレーキランプ区別が付きにくく安全性では劣ると思うのだが大分慣れた。
  • ガソリン
    家の近所だと、ガソリンの単価は$2.8前後。1ガロン(3.78L)の値段だ。70円/L といったところか。橋を渡ってニュージャージーへ行くと2〜30セント安くなる。大抵オクタン価で85、90、95 を揃えている。ちなみに牛乳の値段と同じくらいだ。
  • 交通ルール
    右側通行という以外はあまり変らない。踏切は一時停止をしなくても良い。それから基本的に信号が赤でも右折をしても良いことになっている。"NO TURN ON RED" と書いてある場合は右折不可。そしてニューヨーク市内は全面的に信号赤で右折不可だ。これがなかなか悩ましい。境界に近いエリアで生活している為だ。
  • 走り方
    基本的にイケイケな運転が多い。特にフリーウェイはそうだ。バイクなら行けても車じゃとても入っていけないと思う隙間に車をねじ込んでくる。行きたいのは判るが普通ここには入ってこないよな、と思うところにだいたい入ってくる。だいたいは予測可能なのでそれほど怖い思いをする訳ではないが、時々本気で危ないことがある。
    マンハッタンは特に危ない。タクシーは相当強引な運転をする。ちょっとしたことですぐクラクションを鳴らす。(タクシーに限らず)
  • 道路
    路面状態がかなり悪い。バイクで知らずに走ると必ず転倒しそうな穴やギャップが各所にある。特にニューヨーク市内が酷い。こちらではガチガチに足を固めた車はそうとう厳しいと思う。ギャップをソフトに受け止めるしなやかな足回りの車が必要だ。路面が悪いのはフリーウェイでも同様。車が通るところに排水用の金属のふたが配置されていたりするが、そのくせ排水性がすこぶる悪い。こっちの人が日本の高排水性舗装などみたらかなり驚くと思う。しかし日本も高速道路無料化ということになれば、路面の状態は悪くなるのではないかと思う。こちらでも有料の道路は総じて路面がよい。
  • オートバイ
    平日はあまり見かけないが、週末になると沢山走っている。車種はハーレーか日本製のヨーロピアン系が多い。BMWは一定数見る。イタ車DUCATI MONSTER ばかり多く見かける。ウェアは皆軽装だ。山が多い地域に行けばまた事情は異なるのかもしれない。Buell はまだ1台しか見ていない。