GoPhone で iPhone

こちらに来てから iPhone の稼働が非常に少ないが、車通勤で移動中に暇つぶしをする時間が殆どないことと、SoftBank の海外ローミングでデータ通信を使うと、従量制の課金がとんでもないことになってしまうので控えていた。
一方、こちらに来て AT&T の GoPhone というプリペイド携帯を購入した。そしてこれにはある目論見があった。GoPhone のシムカードを iPhone に差して使うということ。iPhone にはシムロックが掛けられており、日本で買った iPhoneSoftbank のシムカード以外使えないようになっている。が、これを解除する手段がある。一つ目はソフトウェアによるもの。当然ながらAppleの公認アプリでそんなことが出来る訳はないので、Jailbreak をして使うことになる。しかし、Version 2.2.1 のモデムファームウェア 02.30.03 ではこのシムアンロックソフトウェアは動作しない。一旦このモデムファームウェアになると、システムをダウングレードしても元に戻らないらしい。モデムファームウェアのみを元に戻すアプリケーションも試してみたが上手くいかなかった。
もう一つはハードウェアで何とかするもの。シムカードと本体の接点の間にフィルム状のデバイスを挟み込み、シムアンロックを実現する。フィルムの裏には小さなチップが付いている。
先週の土曜日にアパートに移り住所と電話番号を獲得したので、早速 amazon.com で gevey-3g というそのデバイスを注文した。マーケットプレイスだったので送料が掛かり、総額 $10.38 だった。で本日モノが届き、早速試してみた。
 
これがそのデバイス

 
さっそく装着して再起動。最初は no service やら no simcard が出たりして上手くいかなかったのだが、いろいろやっている内に 電波強度の表示の横に AT&T が表示されるようになった。通話を試してみると繋がることを確認できた。Enable 3G を OFF にした時のみ正常に作動する。3G が使用できないのは、エリアの問題なのか、GoPhone の問題なのか、それともこの怪しいシムアンロックデバイスの問題なのか...そしてデータ通信も可能な事を確認したので、月額 $19.9 で 100MBまでのデータ通信が出来るオプションを申し込んだ。この申込のハードルが少し高い。電話による音声応答の申込なのだ。自動音声の質問を理解して音声で答えていく必要がある。しかしなんとかクリア。無事オプション契約が成立した。これで普通に iPhone を使うことが出来る。
夏にはシステム 3.0 のリリースを控えているが、これをインストールしてしまうと使えなくなってしまう可能性は大きいと思われる。一応、「iPhone 3G Software 3.0 Unlock Instructions」という説明文書が同梱されていたがどうなるか...