サウダーヂ
帰国して最初の劇場映画はこの作品となった。場所はオーディトリウム渋谷。東京では現在ここだけで上映されている。
富田克也監督のインディペンデント映画であるこの作品は昨年、仏ナント三大陸映画祭のグランプリ「金の気球賞」を受賞した。
閉塞感が漂う中、山梨県甲府市を舞台に土木工事の作業員、ブラジルからの労働者、タイからやってきたホステスなどが登場する物語。基本的にはみんなバカなやつらなのだが、ホステスと仲良くなりタイで暮らすことを夢見たり、ブラジル人に対して敵意を持つことで自分の中の折り合いをつけようとする登場人物達。
一宮を拠点とするラッパー、田我流が主人公の一人として出演し、劇中でもその演奏を見せている。
最初はダラダラと話が進んで行くように見え、どう展開していくのか想像付かなかったが、観終った後になんとも言えない気分となった。
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