青山陽一ライブ@下北沢ラ・カーニャ

青山陽一は9月よりロンサム・インベーダー・ツアーと銘打って単独で全国を回っていた。今回はそのファイナル。
開場の19時過ぎに店にはいると座席は9割方埋まっていた。確保した座席は柱が邪魔をして、イマイチなポジション。
19時30分、ほぼ定刻通りにライブ開始。このところ lete のライブでは完全アンプラグドなライブを行っているようだが、このツアーではアコースティック・ギターの他に、ループマシンを導入。どんなふうに使っているかというと、口でリズム(と曲によりベースライン)を刻み、その上で演奏。曲の終盤で、コーラスを重ねてハモる、という感じ。"Hard Working Man" などは確かにハマっていたが、どうも機器の操作がこなれていない感じで、失敗してやり直したり、流れを止めてしまうことがあった。あまり色々なことをやり過ぎるよりも、マイクとギター一本で十分勝負できるのに...と思ってしまった。
ギタープレイは相変わらず多彩で上手い。時々イマイチと思うことがあるボーカルもなかなか聴かせる。そして改めて感じるのが楽曲の良さ。やはりこの人は唯一無二の存在だと思う。
カバー曲は、スライ&ファミリー・ストーン、ビートルズ、そしてスティーリー・ダン。特にスティーリー・ダンの Deacon Blues は格好良かった。
一度の休憩を挟んで21時50分まで、正味2時間のライブだった。
そろそろ新しいアルバムも期待したいところだ。