シーカヤックツアー

4月29日から5月4日まで漕店のシーカヤックツアーに参加した。ツアーは1年半ぶり2回目。

このお店のシーカヤックツアーは、慶良間諸島を中心に二人乗りまたは一人乗りのシーカヤックで島々を巡り、無人の浜に上陸してキャンプをするというもの。だいたい午前中の2〜3時間漕いで、午後に上陸。あとは海に潜ったり釣りをしたり、あるいは昼寝をしたりと各自好きなことをして過ごす。テントは各自持参するが、食事は用意される。このツアーは食事も売りの一つと言って良い。ダッジオーブンによる工夫を凝らした料理、豊富な野菜やフルーツ、現地調達の海の恵みなど。すばらしい景色の中で過ごす気持ちの良い時間が忘れられず、度々ツアーに参加するリピーターが多い。
今回のパーティーはツアー客5名とガイド1名(大城さん)の総勢6名。全員漕げるメンバーとのことで全て一人艇だ。(GW期間中は別パーティーでゆったりペースのツアーも行われていた。)
通常はとまりん集合で、フェリーで渡嘉敷島へ渡ってしまうのだが、今回は日程が長いこともあり、那覇から漕いで行くという。初日漕店集合で、瀬長島から漕ぎ出した。
行程は、1日目: 瀬長島→ハテ島、2日目: ハテ島→黒島→儀志布島渡嘉敷島(阿波連付近)、3日目: 渡嘉敷→久場島、4日目: 久場島停滞、5日目: 久場島渡嘉敷島(青年旅行村)→フェリーで那覇へ という行程だった。
天気はだいたい晴れまたは曇り。風はほぼ南東の風。海は荒れているというほどではないが、時折強い風が吹いてうねりがあった。心配された雨も2日目の晩から明け方にかけて時折ふるのみで、良いコンディションだったと言える。
今回トローリング(ルアーを引きながら漕ぐ)に挑戦してみた。3度ほど大きなアタリがあったが、釣り上げる事が出来たのは一度だけだった。釣ったのは30cm程のブリ系の魚。何度も何度も底に潜ろうとする強い引きだった。大城さんのサポートにより釣り上げることが出来たが、単独では結構難しいことだと思った。
久場島にはウミガメの産卵した跡が残されていた。海から続く幅1mほどの足跡とその先の大きな窪み。これからの時期、午前零時頃に満潮を迎えるような晩が産卵のチャンスだという。
このツアー、決して安いとは言えない値段ではあるが、満足度は非常に高い。カヤックの経験があってもなくても一度参加してみることを薦める。
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