てんきとくらす に google maps からアクセスする

「てんきとくらす」というサイトがある。天気予報などの情報を提供しているが、行楽地の天気予報の中に高原・山というジャンルがあり、山毎の天気予報を確認することができる。提供される情報については山毎に独自の予報を立てている訳ではなく、所在地付近の天気予報から算出しているものと思われ、変わりやすい山の天気のことでもありどこまで役に立つのかは微妙なところもあるが、今週末どこに行こうかなどと考えるときによく利用している。
http://tenkura.n-kishou.co.jp/tk/kanko/ka_type.html?type=15

ところで、このてんきとくらすの山のページ、地方別、県別に分類されているのだが、山というのは県境となっている場所も多い。たとえば甲武信岳(こぶしだけ) は名前が示すとおり甲州(山梨県)、武州(群馬県)、信州(長野県) の三つの県境にある山頂として知られているが、てんきとくらすでは山梨県の中に含まれている。富士山などは山梨県にも静岡県にもリンクがあるのだがこのようなケースは例外で、山頂の所在地となる県はどこかを確認し、県境の場合はどちらに含まれているかを探す必要がある。これが常々面倒だと思っていた。
 
そこで地図を眺めながら行きたい山の天気のページに飛べると便利なのではないかと思い作業に取りかかった。
元ネタはてんきとくらすの地方別の索引ページのhtmlソース。ここから山の名前とリンクのURLを取り出すことができる。そして地図にマッピングするには位置情報が必要だが、それには国土地理院の日本の主な山岳標高というページの情報を使わせてもらった。ここには山名、よみ、都道府県、山域、標高、緯度経度などの情報が含まれている。この情報と前述のソースの山名をマッチングさせて情報を作成した。しかし山名は表記の揺れや同名の山など機械的にはマッチングできないものも多く、一部は標高や所在地などを見ながら手作業でマッチングを行った。
http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MOUNTAIN/mountain.html

更に、百名山、二百名山、三百名山、その他に分類し必要なグループのみを表示できるように加工した。国土地理院の情報には1003の山が登録されているが三百名山の中にはそこにない情報が含まれていたので、Wikipedia から位置情報を拾って何件かの山を追加した。そしてこれを Google My Maps に登録した。

登録した情報は共有設定にしたので誰でも閲覧することが可能だ。
https://drive.google.com/open?id=1ujFSF0QvYacALVpW7A05Leg0IUg


スマートフォンタブレットGoogle Maps (アプリ) に情報を表示することが可能だが、iOS版だと、てんきとくらすのURLがリンクとして機能せず天気予報のページに飛ぶことができない。Safari 上で表示すれば問題ないし、Android版の Google Maps ではリンクが有効になる。
Safari 上の表示山のアイコンをタップすると山の情報が表示され、てんきとくらすのURLをクリックすると対象の天気予報が表示される。


 
前述の通り百名山、二百名山、三百名山、その他と4つのレイヤーに分けたので、任意のグループの表示/非表示が可能だ。データをダウンロードして使うこともできるので、必要な人は自由に使って欲しい。但し内容の正確性については保証できない。(明らかな誤りを見つけたらお知らせいただきたい。) また、山の情報にはてんきとくらすへのURLがないものもあるのでご注意。