嬬恋高原でキャンプ
コロナウィルスの影響でどこにも出かけられない日々が続いていたが、緊急事態宣言が解除され、東京都からの移動制限も一応解除されたので週末キャンプに出かけた。目的地はバラギ高原キャンプ場。バラギ湖の湖畔にあり、道を挟んで向かいには無印高原のキャンプ場がある。
予約不可で料金は一泊ひとり1100円のみという、自分の使い方には最適のシステム。近頃ソロキャンプ流行りと言われているが、料金体系はファミリーキャンプ向けの設定のキャンプ場が多い。オートバイだとそれほどでもないが、車のソロキャンプだと割高に感じる事が多いのだ。
時節柄他府県からの来場制限などあったら嫌だと思い一応出かける前に電話確認をした。
前日夜に移動を開始し、道の駅八ッ場ふるさと館で仮眠。
バラギ高原キャンプ場は基本フリーサイトで朝からチェックイン可能なので、良い場所を確保するためにはできるだけ早く現着して方が良い。サイト内は車の乗り入れができないが、リアカーの貸し出しがある。サイト全体が芝に覆われているが、意外と細かい起伏がある。
さて、本日デビューするアイテムは ZANEARTS のシェルター GIGI-1。基本構造は1ポールのシェルターだが、重量4.5kg と軽量でオートバイにも積載可能なサイズだ。2月に購入したのだがすぐにコロナが来てしまい使うチャンスがなかった。
買っちゃった。松本の新興メーカー、ZANE ARTS のシェルター GIGI-1。
— T.Tonooka (@tonochang) 2020年2月29日
ワンポール構造だが両サイドにサブポールが付く。そして重量4.5Kg。スカートがないのでこれ単独で冬キャンはちょっと厳しそうだけど、二輪でも十分に運べる大きさと重さ。 #ゼインアーツ #GIGI1 pic.twitter.com/JaAJ8jpXZ1
長方形の4箇所をペグダウン。
中央にポールを立てるとテントが立ち上がる。
短いポール2本をテントの外側に立ててスペースを広げる。
これが完成形。
出入口は前後2箇所。
今回はコットを入れてそのまま寝る。虫が多い時、気温が低い時は小さなテントを中に入れてカンガルースタイルが取れる。サブポールの面はメッシュになり通気性を確保できる。地面とは隙間があり冬は風が入ってきそうだ。自作のスカートを取り付ける人もいるようだ。
このシェルターのもう一つの大きな特徴は、壁面の一部がファスナーで開く事ができ、別途ポールを立てる事でタープのように使う事ができる事だ。前後ともこの機構があり、複数人キャンプのリビングスペースとしても使う事ができる。
新しいアイディア満載のこのシェルター。なかなか気に入った。冬はDODのカマボコテントの方が過ごしやすいと思うが、可搬性、設営のし易さなど断然こちらが上だと思う。
バラギ湖。カヤックなど持ち込んで浮かべても楽しそうだ。
バラギ湖の周辺。西に百名山の一つ四阿山(あづまやさん)。冬に行ってみたい。
北側はなにか見覚えのある風景と思ったら去年の夏に行った毛無峠だ。
南はもちろん浅間山。火山性微動が観察されていて、2km圏内の立ち入り制限が敷かれている。
ブラタモリで訪れていた鎌原観音。元々の階段下部は埋まっていて、天明三年の噴火時に観音堂の上に逃げ延びた人が助かったのだそうだ。
本日の温泉はここ。源泉掛け流し。
嬬恋高原の野菜直売所を探して走ったが、営業しているところが見つからず。
夜は久々に焚火した。特に寒くはなかったのでただ燃やしただけ...
夜中から朝にかけて結構な雨が降った。先に書いたようにサイトに起伏が多く、シェルターの中や周囲に水たまりができるのではないかと警戒したが、雨は全て地中に吸い込まれて行った。さすが火山灰土壌。このキャンプ場はとても気に入ったのでまた来ようと思う。