能登ツーリング(1)

トップケースが付いたことを記念して、ツーリングに出かけることにした。R157 という岐阜と金沢を結ぶ国道がなかなかの酷道らしいのでこれを走り、ついでに随分長い間訪れていなかった能登半島を走ろうと考えた。
折角なので岐阜市内、R21 と R157 が交差するところから入り金沢を目指す。道の駅織部の里もとすでトイレ休憩し、だんだんと山道へ入っていく。
川の近くを走る場合は道幅の広いところもあるが、谷の斜面のかなり高いところに道が取り付けられている箇所も多い。噂の「危険 落ちたら死ぬ!!」 の看板は残念ながら見落としてしまった。
また、この道路には国道としては珍しい洗い越しがある。洗い越しとは川に橋を架けずに道路と川が平面交差している構造のことで、道の上を川が横切っておりそこを走る必要がある。林道などではそう珍しくもないが、国道でこれがあるのは R157 と奥只見の R352 だけなのだそうだ。R352 は2006年に二輪通行禁止が解除されて走りに出かけたのだが、洗い越しの存在は良く覚えていないのだった。(同行の友人は覚えていたが)
R157 洗い越し
R157 洗い越し
 
温見峠で小休止。福井県側の下りは猿がたくさんいた。暫く行くと道はだんだんと快適になってくる。途中麻那姫湖青少年旅行村というキャンプ場があった。超広大で、二輪車&フリーサイトだと無料で使えるようだ。今度来てみよう。
温見峠
能郷白山
 
大野市は城下町。朝市なども行われていた。北上して勝山市。右手に巨大建築物が現れ、これは去年白山スーパー林道へ出掛けた時にも気になっていたのだが、大師山清大寺-越前大仏である。相互タクシーで財を成した多田清が建立したものらしいが、参拝者がおらず門前町もゴーストタウンと化し、建物は公売に掛けられているらしい。ここも今度行ってみるべきだな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%8A%E5%89%8D%E5%A4%A7%E4%BB%8F
http://b-spot.seesaa.net/article/48266063.html

手取川沿いには旧北陸鉄道金名線廃線敷を利用した手取キャニオンロードというサイクリングロードが整備されている。なかなか気持ちよさそうなところで自転車でも来てみたい。
http://www.pref.ishikawa.jp/douken/jitensya/canyon/

現在の北陸鉄道の終点、鶴来駅
北陸鉄道石川線 鶴来駅
北陸鉄道石川線 鶴来駅
北陸鉄道石川線 鶴来駅
 
夏の空。
夏の雲
 
金沢市街はスルーして能登有料道路が今年3月末から無料化した能登里山海道を北上。無料化した割に新たに道路整備も行っているようで、このフリーウェイは気持ちが良い。千里浜IC で山海道を降りて千里浜なぎさドライブウェイへ。固く締った砂浜を走る道路だ。塩分を含んだ砂の上をバイクで走るのは、バイクにとって良いはずははいのだが、この地にきたら走りたくなるのが人情。乗用車、オンロードバイクで全く問題なく走ることができるが、サイドスタンドは埋まるので、停車時は要注意。
千里浜なぎさドライブウェイ
千里浜なぎさドライブウェイ
千里浜なぎさドライブウェイ
 
ドライブウェイを出た後、海岸沿いを北上する。右手の小高い場所に五重塔が見えた。なんだろうと思い行ってみることにした。ここは羽咋市の妙成寺というところであった。鎌倉時代の建立。日蓮宗のこの一帯の本山で、江戸時代初期に建てられた建築が重要文化財となっている。
入場料500円を支払い中を散策。静かで良いところだ。
妙成寺
妙成寺
妙成寺
妙成寺
妙成寺
妙成寺
妙成寺
妙成寺

さらに北上し、道の駅ころ柿の里 しかで遅めの昼食、海鮮丼。R429から海岸沿いの道に出て輪島まで。本当は輪島に宿を取りたかったのだが、どうしようか迷っているうちにめぼしい宿が埋まってしまい今日のゴール地点が変わってしまった。輪島市内で給油し、能登湾側に出た。珠洲市内の民宿へ。なんとか暗くなる前に到着。下道ばかり良く走った。宿は2食付6800円。食事はそれなりではあったが、きちんと海のものが出て、この価格ならリーズナブルと思えるものだった。部屋も一人には広すぎるものだったがのんびりできた。
県道38号線 輪島の手前

見附島。珪藻土で出来た島だそうだ。
見附島