青山陽一 BM'S@Organ Jazz倶楽部

日本でのライブ一発目はこの人。彼らが沼袋のOrgan Jazz倶楽部でライブを行う理由はハモンドb3 が常設されているからだ。ここではギター、ドラムス、オルガンの3人バンドでベースラインはオルガンの足か左手が担うことになる。Jazz のオルガントリオには定番の構成だが、ロック系でこれを行う人たちはあまりいないと思う。
アメリカで見たライブは、特にそういう人たちを好んでみていたということもあるとは思うが、皆アーティスト達が自前のハモンドb3 を持ち込んで演奏していた。日本では搬入さえも難しいところが多い気がするが、彼らはそのような環境をうらやましく感じるだろう。
演奏する楽曲は昨年リリースされた Blues for Tomato からの曲が中心だが、古い曲も古さを全く感じさせず、新しいアレンジで挑んでくるところが良いし、間奏からジャムに入っていくところも非常に格好よい。また、普段から息のあったコーラスを聞かせる中原さんだけでなく、伊藤さんがコーラスに参加する場面が増えていたのが新鮮だった。
青山さんは間違いなく玄人受けするアーティストだとは思うが、もう少し注目されて欲しいといつも思うのだった。