Fujifilm X10

結局買った。スペック的には Canon Powershot S100 も良いと思ったのだが、店頭で実機を手にしてみると、S100 はフツーのデジカメとしか感じられず、モノとしての魅力に乏しかった。
Fujifilm X10 は X100 の成功に気をよくした Fujifilm がもう少し一般向けに価格を抑えて作ったプレミアム・コンパクトカメラだ。一番の特徴はクラシックなフィルムカメラっぽい外観。金属パーツを多用し、手に持った感触が非常によい。35mm 換算で 28-112mm の焦点距離を持つレンズは f2.0-2.8 と望遠側でも非常に明るい。もう一つの特徴は光学ファインダーを持っていること。X100 のファインダーは光学ファインダーに透過型の液晶を組合せた非常に興味深いものだったが、X10 のものはズーム連動の純粋な光学ファインダー。また、画像素子はプレミアム・コンパクトでよく使われる 1/1.7 よりも少し大きめな 2/3 というサイズだ。
もうひとつ大きな特徴があった。ズームがモーター駆動ではなく、ズームリングを回して動かす。電源のオン/オフもズームリングに組み込まれている。これは必然的に両手で構えてフレーミングをすることのなる。そうすると光学ファインダーを使って撮りたくなるが、ファインダーで撮影情報を確認したくなるのだが...
Fujifilm のカメラを買うのは、2番目のデジカメ(Clip It DS-20 (たぶん))以来だ。30万画素! ちなみに最初のデジカメは Apple QuickTake だった。かつて Apple製のデジカメが存在していたことを知っている人はあまり多くないかもしれない。
購入は NJ の buydig.com というネットショップ。価格はどこも大差なかったのだが、このショップは NJ州外への出荷は Sales Tax が不要なのだ。8% 以上の Sales Tax が節約できるのは非常に大きい。amazon.com の決済システムが利用できるのも便利だし、納品も早かった。
とりあえずセットアップを行ったが、言語選択に日本語が含まれていた。本体は完全に共通なようだ。(Lumix LX5 はファームウェアが異なっていた) かぶせ型のレンズキャップは金属製なのだがイマイチ。鏡胴の内側にフィルターネジが切ってあるので、スプリング式のキャップをそのうち探そうと思う。
マニュアルは pdf をダウンロードして iPad に入れたのでこれからゆっくり読む。土日はこれを持って外に出掛けようと思う。
 
結局レンズキャップが必要なカメラばかり買っている。

  

 
モードダイアルと露出補正のダイアル。レリーズボタンにネジが切ってある。レリーズケーブルを繋いで使う事が出来るし、後付けのレリーズボタンなども装着できるはずだ。
そして、目立つ場所に "MADE IN JAPAN" の印字。昔は MADE IN JAPAN と付けた中国製の製品があったものだが、今時は日本のブランドあっても MADE IN JAPAN なものは多くない。

FUJIFILM デジタルカメラ X10 F FX-X10

FUJIFILM デジタルカメラ X10 F FX-X10