Ryoji Ikeda the transfinite at Park Avenue Armory
5月20日から行われていた池田亮司の作品を体験しに行ってきた。今日が最終日だった。
池田亮司はかつては New York、現在は Paris で活動する音楽、映像アーティストだ。音は完全な電子音楽で、Alba Noto などに近い。かつてタワレコで試聴まではしたことがあった。
展示の内容は、16m x 12m 程の巨大なスクリーンに投影する CG と音楽。
タイトルは test pattern。画像の通り縦方向のスクリーンだけでなく、床にも映像が投影される。ここに靴を脱いで上がり、音と映像の中に身を置くことが出来るのがポイントだ。test pattern はモノクロの直線で構成された映像で、刺激的なフラッシュなどはない。見る人たちは思い思いに映像を眺め、音に耳を傾け、壁際に立って写真撮影したり、寝たりしている。おそらく15分くらいでループしていると思われる。
そして、test pattern の裏側には、data tron という別の映像が流れている。こちらは黒基調で、数字や文字、バーコードのようなものが現れる。
こちら側には9台のフラットディスプレイが台の上に並んでいて、それぞれまた異なったグラフィックが描かれている。
会場の Park Avenue Armony はこんな巨大な空間だ。例えば東京の都心でこんな展示をするのはかなり難しいのではないかと思う。広い空間を生かした様々なイベントが行われている。
Park Avenue Armony は 1861年の建築。軍関係の施設と社交クラブを兼ねていたと書いてある。
http://www.armoryonpark.org/
- アーティスト: Ryoji Ikeda
- 出版社/メーカー: Touch UK
- 発売日: 2006/08/08
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (15件) を見る