猫、帰国する

去年の年末、NY から帰国する際に狂犬病の抗体検査から180日を経過していないと日本の動物検疫所で留置されるという問題により猫をいっしょに連れて帰ることが出来なかった。この間友人宅で預かってもらっていたのだが、その友人がビザの更新で一時帰国するとのことで猫を連れ帰ってもらうことになった。先月中頃に問題の180日もクリアしている。
必要な手続きは以下の通り

  1. 動物検疫検査手続電算処理システム(ANIPAS) にて、輸入日の40日前までに事前申請を行う。
  2. 輸入日の1週間前位を目処に医師の診察を受け、書類に必要事項を記入してもらう
  3. 抗体検査のドキュメントを受け取る
  4. USDA(米国農務省)による裏書きを受ける
  5. ドキュメントを動物検疫所へ送り、事前チェックを受ける

システムへの入力はこちらで行い、裏書きを受けるドキュメントも作成の上PDFを友人の元へ送った。医師の診察の予約が心配だったが、結局添田先生が友人宅まで往診に来て下さった。Jamaica (NYの地名にUSDA のオフィスが有り、ここで裏書きのスタンプを押してもらい、必要なドキュメントが無事そろった。
夕方、成田空港で友人を出迎えた。猫は税関の通過前に検疫所のカウンターに書類と共に預けられ、友人と合流した後に空港事務所内にある動物検疫所に向かう。そしてマーブルとの半年ぶりの再会。ここでは書類のチェックがメインで、猫に対してはマイクロチップの確認くらいしか行っていないようだった。
こうして猫は無事、日本への入国を許された。
預かってくれた友人の実家が家から近いことも有り、夕食を共にして実家まで送り届け、ようやく帰宅となった。しかし、明日はまた名古屋へと長旅をさせなければならない。
猫は抱いてみるとなんだか軽い。友人によると預かった当初、えさをどんどん与えてしまい太らせてしまった為、後半ダイエットさせたのだそうだ。元より軽くなっている感じだが、痩せすぎ感はないのでこれをキープすることにしよう。

ペットの輸出入に関する情報のページ
http://www.maff.go.jp/aqs/animal/index.html