ジムニー(jb64)の純正エアクリーナーボックスにオイルキャッチタンクを取り付ける
新型ジムニーはブローバイガスが多いと言われているが、なるほどと思うことがある。エンジンから上がってきたガスはエアクリーナーボックスのこの三角コーナーにつながっているが、常にオイリーなのだ。
オイルキャッチタンクはエンジン性能に直接結びつくものではないが、不純物が再びエアに混じってターボチャージャーのタービンやエンジンに入り込むのを防ぐ意味で装着しておきたいアイテム。
オイルキャッチタンクを取り付けるにあたって問題となるのが、ヘッドからのパイプがすぐ上のエアクリーナーボックスに非常に短いパイプで繋がれていて、ここにオイルキャッチタンクを挟む余地がないことである。
これがヘッドからブローバイガスが出るパイプ。内径12mmのホースが合う。
これがエアクリーナーボックスのこの部分につながる。
純正エアクリーナーボックスを前提としたオイルキャッチタンクは、現時点ではハイブリッジファーストからリリースされているが、33,000円と非常に高価。
このところ純正エアクリーナーボックスを加工してオイルキャッチタンクを取り付ける人が現れ始めたので、先人のノウハウを参考に自分もやってみることにした。
一番参考にしたのはこの記事。
オイルキャッチタンク自体も何を選んで良いのかよくわからなかったので、同じものを購入してみた。
SARD サード オイルキャッチタンク汎用KIT TYPE-1
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このキットには内径15mmのホースが付属しているが、ブローバーガスの出口に内径12mmのホースが合うので、12mmホースを別途用意した。
エアクリーナーボックスの加工はまず、ホースを接続するジョイントをカットした。カットした後にアルミテープを貼り、反対側からバスコークで埋めた。
もう一方、オイルキャッチタンクからエアクリーナーへ戻す部分。これについてはまずこのパーツを選択。内径12mmのホースにフィットする。 但しPCVはあまり耐熱温度が高くないとのことで、今後注意して見守る予定。
近所のホームセンターで何かないかと探したところ、オレンジ色のこのパーツを発見。これはコンクリートに電線を埋め込むためのCD管用の終端パーツのようだ。このパーツのナット部分のみを使用する。
そしてエアクリーナーボックスの横面に21mmの穴を開けてこのニップルを埋め込む。
21mmの穴あけにはこんなものが便利だ。
加工後のエアクリーナーボックスはこんな感じ。あとは組むだけ。
オイルキャッチタンクはL字金具を介してこの位置に固定。
エアクリーナーボックスは3Dプリンターで作った10mmのスペーサーで嵩上げ。
ボックスを嵩上げすることで、L字ジョイントなどを介することなく直接ホースを接続することができた。
これでオイルキャッチタンクの取り付け完了。
思ったほど大変ではないので、リーズナブルにオイルキャッチタンクを取り付けたい人はチャレンジしてみてもらいたい。戻り側のホース長がギリギリで余裕がないのが美しくないので、近々付け直す予定。