iPhone X の液晶を交換する

これまで特にトラブルなく使ってきた iPhone X だが、ここ1週間ほどにわかにタッチパネルの反応がおかしくなり始めた。現象はいわゆるゴーストタッチというもので、なにもタッチしていないのにタッチがされたような反応をしてしまうというもの。はじめはスクロールをしようとするとズームイン/アウトになってしまうというようなものだったが、負荷が高くなるのか温度が高くなるのか不明だがしばらく使うと必ず症状が出るようになった。どうも中央より少し上のエリアが押される反応で、Instagram でいいねを押しまくったり、地図がどんどんスクロールされたり、挙句の果てには勝手にダイアルを始めたりするのでもうこれはまずいと思い修理に出すことにした。
 
ガラス製のプロテクターを付けており、これがトラブルの原因になることもあるとのことでこれを外してみたが、症状は変わらなかった。iOS は最新版になっているし、アプリのみならずホーム画面やApple製アプリで症状が現れるのでハードウェアの問題だろう。
Apple製品の修理というと、Apple StoreGenius Bar へ持ち込むのが基本だが、ずいぶん先まで予約が取れそうにない。そこでビックカメラの池袋店で修理を予約した。予約は Apple サポートアプリから行えるが東京エリアでは Appleストア以外にビックカメラ、カメラのキタムラ、クイックガレージがリストアップされる。予約を取らずに行くことも不可能ではないが、対応できずに断られたり非常に長く待つことになったりする可能性があるので予約は入れたほうが良い。取れた予約が少し先だったので別の日に改めて予約の空きを探すと週末の日中に空きが出ていたので元の予約をキャンセルして新宿ビックロの予約を行った。
ゴーストタッチの症状は必ず出るわけではなかったのであらかじめ症状が出たときに動画を撮影し、これを iPhone 6s で再生できるよう準備した。そして本体交換という事態に備えて、Macへのフルバックアップを取った。
 
ビックロの修理センターは地下2階にある。予約時間に受付に行くとすぐに応対してくれた。予約していてもひどく待たされる Genius Bar よりも良いかもしれない。症状を説明して現象の動画を見せて、Wi-Fiを繋いでハードウェア診断ソフトを動かすとあっさりと液晶交換ということになった。ついでにと思い、iPhone 6s のバッテリー交換をして貰えないかとたずねると、通常は1予約につき1機種だが少し余裕があるとのことでこちらもいっしょにお願いすることができた。iPhone 6S は今年いっぱい税抜き3200円でバッテリーの交換をしてもらうことができる。予備機だがバッテリーの容量は87%程になっており、通常に使用で1日保たない状態だった。
iPhone X の液晶交換は2時間ほど掛かるとのことで一旦店を出てお茶をしてから受け取った。ビックカメラの修理センターはなかなか良いのではないだろうか。
修理後1週間ほど使っているが症状は発生せず問題なく動いている。