Shure SE425 を買う

イヤフォンジャックのない iPhone に買い換えて以来、音楽のリスニング環境が迷走している。というよりは Lightning コネクタのデバイスがすぐに壊れるのだ。

radius のイヤフォンは2万円を越える値段だったが、保証期間が6ヶ月という短さだと言うことに壊れてから気付くのだった。

 

 RHA のイヤフォンは音も気に入っていたが国内代理店のサポートもすばらしく、自分の不注意により断線してしまったイヤフォンも3000円程の実費で交換してもらうことができた。

 

MA750 と組み合わせて Lightning 接続のポタアンを買って使い始めたが、これも3ヶ月ほどで壊れてしまった。もうこの酷い状況をなんとかして欲しい...

 

 

 タイムセールで安くなっていたので中華製のワイヤレスを買ってみた。使い勝手は良かったがいかにも帯域の狭い、高音域が全くでない音質は自分には用途とソースを限定して使うイヤフォンであった。

 

自分の好きなイヤフォンはモニターライクなフラットの特性のものだ。重低音もうるさい高音もいらない。なので Etymotic Research の ER-4S などはとても好きだし、前述の RHA MA750 も気に入っている。 

【国内正規品】 Etymotic Research イヤホン ER-4S-B

【国内正規品】 Etymotic Research イヤホン ER-4S-B

 

 

Lightning 対応のイヤフォンを探し始めたときに真っ先に候補に挙がったのは Shure SE425 だ。Shure はいわゆるシュア掛けというイヤフォンのケーブルを耳に掛ける装着の仕方の元祖だ。マイクロフォンなども有名で、イヤフォンもステージモニタが元になっている。

 SE425 はバランストアーマチュアドライバが2基搭載されたモデルだ。MMCXコネクタによりケーブルを脱着することができるので、ケーブルが断線してもケーブルの交換だけで復活する。我が家ではこれまで主に猫に噛まれることでいくつものイヤフォンが犠牲になってきた。もうリケーブルできない高いイヤフォンは買わない方が良い。

Shure は最近 Bluetooth レシーバーに力を入れ始め、イヤフォン同梱セットを発売し始めた。SE425 の同梱セットが先週ようやく発売開始となったので丁度良い機会だと思いこれを買った。イヤフォン本体に Bluetoothレシーバーと3.5mmイヤフォンジャックのケーブルのセットだ。

肝心の音についてはやはりフラットな特性。しかし情報量が多いという印象。音が耳に刺さらず聴き疲れしないという評価はその通りだと思う。iPhone付属の Lightning変換アダプタでも Bluetoothレシーバーで使うよりも情報量が多いと感じたがもしかしたら気のせいかもしれない。

 シルバーの本体。ケーブル側はコネクタから数センチは芯が入っていてここを耳の形状に合わせて曲げる。

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フォーム状のイヤーピースが標準で、これが耳に良くフィットする。耳に掛けるケーブルと合わせて全く外れる気がしないし、ER-4 のようにキッチリと耳の奥にプラグを差し込まないと気持ちよい音で再生されないという気難しさもない。

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これがMMCXコネクタ。接続した状態で回るようになっている。MMCXは汎用のコネクタ規格なので他社製のケーブルに交換したり、逆に ShureBluetooth ユニットに別のメーカーのイヤフォンを繋いで使う事もできる。

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 Shure からは Lightningケーブルも発売されている。これもそのうち買って試してみようと思っている。