新型ジムニー購入計画

スズキ自動車特設サイトより

 6月18日、新型ジムニーが発表された。去年から幾つかの情報がリークされていたが東京モーターショーでは何も発表がなく、今年の2月には現行型JB23の生産が終了したがそれでも新型に関する発表は一切なかった。しかしここ1ヶ月ほどで段々と情報が漏れ出し、月曜日にようやく正式発表となった。

しかし発表された内容はかなり限定的でまだまだ情報を出し惜しみしている感じ。ディーラーで渡されたパンフレットもWebの内容と変わらないものだ。

www.suzuki.co.jp

なぜジムニーか? ここ数年山に登っている。山へのアプローチは時に未舗装路であったりするし、冬は雪道となる。スキー場などへ行くのにFF車+スタッドレスで困ったことはないが、登山道へのアプローチだとそうも行かない事が時々ある。大抵の場合チェーンがあればクリアできる状況だと思うが、スタックしてそれ以上上れなくなってしまったときに強烈に四輪駆動車が欲しくなった。

ちなみに自分はオートバイ乗りでもある。現在は大型のオンロードバイク1台だがかつてはオフロードバイクも同時に所有しており林道を走ったり、ちょっとしたエンデューロレースに出たこともあった。そんなこともあって悪路は嫌いではない。

現在の車はフォルクスワーゲン LUPO GTI という車。現行の UP に相当するサイズ感で全長は軽自動車と変わらない。軽量化のためボンネットとドアがアルミ製(前期型)で、1000kg を僅かに越える車重に 1600cc のツインカムエンジンと 6MT を搭載。山道を走らせると非常に楽しい。しかし登録から13年以上経過し、電装系を中心に細かい不具合が多く出るようになってきた。先週も助手席側の窓が閉まらなくなり、1週間ゴミ袋を張ってやり過ごした。(結局シリコンスプレーで解決したのだが)

そのような状況でジムニーならMTがあるし、軽自動車であることから税金や高速道路の通行料金も安くなるなどランニングコストで有利になると考えた。軽自動車へのダウンサイジングというのは考えたことがなかったがジムニーへ乗り換えるのは有りではないか。JB23 の APIOコンプリートなども考えたが、モデルチェンジでエンジンが新しくなると燃費が良くなるのではないかなどと考え新型ジムニーを待つことにした。

高速も峠道も速く、走る曲がる止まるの性能には不満のないLUPOから軽自動車、しかもトラック構造の車に乗り換えて耐えられるのか!? という問題はある。LUPO の前はアメリカで初期型の Audi TT Quattro で、これも十分に速い車だった。しかしその前は Fiat Panda 4x4(ジウジアーロデザインの方) で高速道路も 110Km がせいぜい。でも非力なこの車を走らせるのは楽しかった。これに比べるとジムニーはずっと速いはずだし、この車をいかに上手に走らせるかを試行錯誤するのが楽しみだ。

www.apio.jp

情報が漏れ始めたジムニーのスタイルはとても格好良いと思った。一方車重が少なからず増えている事、燃費がさほど向上していない事は少々期待外れだった。ラダーフレームやパートタイム4WD、3リンクリジットアクスル式コイルスプリングサスペンションなどこれまでのヘビーデューティー仕様は引き継がれている。

6月18日は休みを取っていたのでさっそくスズキのディーラーに出かけた。その時点では先行Webサイトと同内容のパンフレットのみが配布可能物で、それ以外の資料はセールスマンの手元にも存在しないとのこと。とりあえず仮予約の用紙に記入だけして帰ってきた。

正式発表は7月5日でこの日から受注可能だが、先行予約した人たちには7月1日から詳しい情報が開示されオプションなども選択可能となるとのことだった。このタイミングの発注で納車がいつになるのかは全くわからないが、7月5日以降の発注だと長めに待つことになるかもしれない。(すでに半年待ちなどといううわさもある)冷静に考えれば初期ロットは避けるべきだとは思うが、LUPO が安心して乗り続けるのに微妙な状況なので行ってしまおうと考えている。

狙いは XC 5MT、色はグレーかな...