Lightning接続のイアフォンを検討する

徒歩また公共交通機関を使っての移動の時には基本 iPhone で音楽を聴いているが、使用するイアフォンには少しばかりこだわりがある。
とは言えイアフォンの世界もピンキリで付属のもので満足するものから10万円超のものまであるが、自分の場合は1万円代は躊躇なく出せるが3万円を超えるものは中々買いにくいという感じ。ジャンルはロックからジャズ、クラブ系からブラジルものと割と幅広く聴く方だと思うがドンシャリ系の音は苦手でモニターライクなイアフォンが好みだ。
 
長く使っていたのは Etymotic Research の ER4-PT。
バランスドアーマチュア型の定番で正しく耳の奥に装着すると素晴らしい音が鳴る。但し歩きながら使うと結構タッチノイズが気になる。

 
最近のメインは RHA の MA750。これもモニターライクな音だが、ER4 よりはもう少し艶がある感じがする。3年保証で断線にも交換対応してくれるし、ドアノブに引っかけて不注意で断線させてしまった時も有償だがリーズナブルな価格で交換してもらった。低音がドスドスいってないと満足出来ない人には向かないが、品質も価格もサポートも満足出来るレベルにある。 
さて、iPhone 8iPhone X が発表された。二年に一度のペースなので今年は買い換えの年にあたる。iPhone 7 からイアフォンジャックがなくなり、Apple にすれば Bluetooth を使えということらしい。Lightningイアフォンジャックの変換アダプタも付属するが、ここにはデジタル情報をアナログの電気信号に変換するDACが入っている。そしてDACの性能は出力する音の質に大きな影響を及ぼすが、付属のものはさほど良くないのだ。
そこで Lightning 接続の新しいイアフォンの検討を始めて見た。
e☆イヤホン秋葉原店には Lightning 接続のイアフォンを集めた一角があって、ここで自分の iPhone の音楽を聴きくらべた。
Pioneer RAYZ Plus
ノイズきゃんセリング機能付き。音はドンシャリ傾向で好みではなかった。 
1MORE E1004
1MORE は中国企業の製品。バランスドアーマチュアとダイナミックのハイブリッドで1万円ちょっとなど価格破壊気味の値段設定。E1004 は9月22日発売の商品だが試聴用が展示されていた。この製品もハイブリッドでノイズきゃんセリング機能付き。しかしこのイアフォンも自分にはイマイチであった。ドンシャリというのともちょっと違う感じだが。 
AKG N20LT
本体がかなり小ぶり。そしてクリアですっきりした音だ。しかし他のイアフォンと比べると量感に劣る感じがしてイマイチ決め手に欠ける。 
radius HP-NHL21R
形が変にメカメカしいし音圧高めで全然モニタライクな音ではないのだが、情報量が多い感じでかなり気になった。また、試せていないがオリジナルのイコライザー設定をアプリで登録してリモコンボタンから呼び出せるらしい。 
エアリア Lightning DAC
これはイアフォンではなくDACだ。電源はLigthtning端子から取り出すので、使用中のイアフォンとの間に挟むだけで使える。イアフォンジャックからの音とさほど違いはなく、これでも良いかなーと少し思ってしまった。 
SHURE SE425-V-J + ライトニング対応リモート&マイク内蔵ケーブル
一番欲しいのはこれだが高い。SE425 はMMCXコネクタを持ち、ケーブルが交換できる。ライトニング対応リモート&マイク内蔵ケーブルはSHURE純正のLightning接続用ケーブルなのだ。SE425の試聴はどこでもできるが Lightning接続ケーブル込みでは試すことが出来ない。しかし評判は良いようだ。 
まだ時間はあるのでもうしばらく検討してみようと思う。