VW Lupo GTI の車内泊用ベッドを作る

山へ行き始めると車内泊の機会が多くなる。朝早いうちに歩き始めるためには夜のうちに走って現着する方が移動時間が短いし寝過ごして諦めんるということも少なくなる。
最初の車はステップワゴンだったのでよく車中泊をした。リバーカヤックを熱心にやっていた時期があり週末毎に長瀞に通っていた。ステップワゴンは寝るには良い車だった。
現在の車はフォルクスワーゲンの Lupo GTI。全長が軽自動車並みに短いしフロントシートを倒しても安眠できない。本当は4WDのもう少し大きい車に乗り換えたいところだがそんな金はないし、Lupo は走らせて楽しい車なので手放したくない。
最近ジムニー用の車中泊ベッドが売られているのを知り、ジムニーで寝られるのなら Lupo でもイケるかと思いサイズを測り始めた。Lupo はリアシートを畳むと座面が立てられた状態になるので、この部分より高くする必要がある。ホームセンターで色々物色して中央部はイレクターでフレームを組み、後方は丁度良い高さのボックスがあったのでこれを使うことにした。下の画像は細挽きを張って高さを測定しようとしている。

 
作成したフレーム。足は接着せずに分解できるようにしている。
イレクターの工作にはパイプカッターが必要だ。純正のカッターを買ってしまったが、汎用のパイプカッターを探して買うと安く上がると思う。パイプカッターが一番単価の高い買い物であった。

矢崎化工 イレクター用ハンドカツター

矢崎化工 イレクター用ハンドカツター

SK11 パイプカッター 切断能力 4~32mm PC-32

SK11 パイプカッター 切断能力 4~32mm PC-32


 
フレームをここに置いたまま助手席のシートを正位置に戻すことができる。

 
ベッド本体。10mm の合板から 850mm x 550mm 2枚をカット。これをヒンジで繋ぎ、アルミマットを貼り付けた。表面を両面テープで固定し、裏をタッカーでとめた。キャットタワーに麻縄を巻いた時に買ったものが役にたった。
 
もちろん畳めるようになっている。

 
これが完成形。フロントシートを倒して板を広げるだけで完成する。寝袋を使えば冬でも足を伸ばして安眠できそうだ。