能登ツーリング(2)

珠洲市といえば珪藻土の産地。珪藻土といえば壁材や七輪に使われている。安い七輪は珪藻土の粉を練って型に流し込んで固めたもので、屋外に放置したりすると湿気を吸ってボロボロになったりするが、切り出した珪藻土の塊を削って作りこみ焼成した七輪は軽くて熱効率がよく、耐久性にも優れているそうだ。七輪の里というところへ寄ってみた。車だったらなにか一つ買っているところだ。
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朝の海岸。
珠洲市の海岸
 
まずは珠洲市から能登半島の外周を左回りで走る。車少なく楽しい道だ。よしが浦温泉のランプの宿は昔から有名な所。ちょっと興味があったのでどんなところか行ってみた。海沿いの高いところに駐車場があり、ランプの宿は崖の下にある。昔は電気が通っていなくて本当にランプの宿だったそうだが、今は名ばかり。高級旅館なのであった。駐車場には売店と海にせり出した展望台があるのだが、有料と書いてありそそくさと退散。半島の北側の海沿いには塩田が点在している。道の駅併設の売店で、塩ソフトを頂く。自分の土産として、塩といしるを購入。いしるはイカから作った魚醤。白米の千枚田は春に見た丸山千枚田に比べるとどうしても迫力に欠けてしまう。
ランプの宿。
ランプの宿
 
白米の千枚田
白米の千枚田
 
輪島から穴水へ向かい、少し能登山海道を走り能登島へ渡ってみた。能登島へは二つの橋が架かっており、能登島をぐるっと回って七尾市へ。R160 で海沿いを走る。氷見できときと寿司という回転寿司で昼食。地魚いろいろ。
中能登農道橋(ツインブリッジのと)
能登島
 
射水市に無料の渡し船があると書いてあったので行ってみる。万葉線というローカル鉄道がちょっとおもしろそう。富山新港の両端を結ぶ渡し船の部分には、新しく大きな橋が架けられていた。渡し船も見つからず、橋の開通に伴い廃止になったのだと思い諦めたのだが、帰宅後に確認するとまだ運行していた。しかし二輪車は250cc が上限でどちらにしても乗ることは出来なかった。
射水市
射水市
 
最後に砺波平野の典型的な景色が見たいと思いあたりを付けて探すが、ちょっと空気が変わったなと思ったら空模様が怪しくなり強い雨が降り出した。慌てて道路沿いの工場の駐輪場に逃げ込む。外出時のリアルタイムな雨雲の情報は XバンドMPレーダーの情報を表示するアプリを愛用しているが、雨雲の動きを見ると、現在地は雨雲の端らしく少し待つと雨は止みそうだということがわかる。そして小降りになったところで再出発。少し走ると道路は濡れてもいないのだった。
福光ICから東海北陸道に乗り帰宅の途に。家までおおよそ2時間であった。
下道ばかりよく走った。