紀伊半島ツーリング (2)

本日の宿泊地は丸山千枚田キャンプ場。ルートを検討した結果自分ともうひとりが大台ケ原トレッキングコース、後の2名は伊勢神宮コースとなった。
R166、R370、R169 と国道を繋ぎ、途中から大台ケ原ドライブウェイへ。ここはかつて有料道路だったらしい。国道からすぐは結構狭路、の割にはバスが走る。暫くすると尾根道に。なんでこんな場所にこんな道路を作ったのかと疑問が湧く山の中の道路だ。全長17Kmちょっと。しかしバイク乗りなら大台ケ原に用はなくても一度は走っておいて損はないと思う。
大台ケ原周辺は平均年間降雨量が4800㎜ と日本最大級の多雨地域だが、この日はすっきりとした晴天に恵まれた。コースは一般的な周遊コースを選択。但し、最後のシオカラ谷は急な下りと上りがあり大変そうなので、少し来た道を戻るルートにした。
歩き始めてしばらくは森の中。少しずつ高度を上げていく。一旦尾根に出て、左手に階段が続く。これを登り切ると日出ヶ岳。標高1694mは三重県最高峰だそうだ。この山の周囲は笹に覆われ、木は立ち枯れている。
大台ヶ原
 
大台ヶ原
 
日出ヶ岳 (1694m)
 
大台ヶ原
 
一旦来た道を戻り、反対側の階段を上っていくと正木が原。ここから先が大台ヶ原の特徴的な景色だ。ここはかつて苔蒸す森だったそうなのだが、伊勢湾台風の時に多くの木が倒れ、それをきっかけに今の姿に変わってしまったそうだ。
正木峠
 
正木峠
 
大蛇紽はこのコースの絶景ポイントではあるが、結構怖い。風が強かったりしたら先までは行けないとおもう。
大蛇紽
 
大蛇紽
 
周辺の木には金網が巻いてあったりして、鹿が沢山いるらしいことは判っていたが、一頭コースのすぐそばに現れた。
a deer in 大台ヶ原
 
コースはゆっくり歩いて4時間ほど。良いところだった。
 
キャンプ場に一旦荷物を置いた後、丸山千枚田へ。ここは輪島の千枚田よりもずっと大きい。夕焼け空になると赤く染まった千枚田が見られるらしいが、今日は叶わなかった。千枚田を見るには、水が張られた田植え前後のこの時期が一番だと思う。
丸山千枚田
 
丸山千枚田