菊地成孔ぺぺ・トルメント・アスカラール@ブルーノート名古屋

菊地成孔のバンドはDCPRGは見た事があるが、ペペは初めてだ。今年放映されたアニメ、ルパン三世のオープニングで使われた楽曲がペペによるものだ。
見たのは2ステージ目。なにやら熱がと言っていたが、この後菊地さんはマイコプラズマ肺炎と診断されたらしい。
ぺぺ・トルメント・アスカラールはストリングスとピアノ、ハープにバンドネオン。それにドラムス、パーカッション。これに菊地さんのサックスが入る。音は南米の音楽、キューバやアルゼンチン・タンゴやディープルンバなどが渾然一体となったもので、当然ポリリズムが絡んでくる。
彼らの演奏はCDの音源を聴くよりもはるかにすばらしいモノだった。怪しく美しい音色に緊張感みなぎるポリリズムDCPRGの菊地さんは観客に背を向けて、MC無しでひたすら演奏するが、ぺぺでは結構よくしゃべり、演奏中はコンダクトをしながらサックスを吹き、時に歌う。ほんとうにすばらしい時間であった。
 
ぺぺ・トルメント・アスカラー

 
菊地さんとも交友のある Kip Hanrahan

 
Astor Piazzolla