お伊勢参り
今年の夏休みは土日を合わせて4連休を2回取ることにした。折角だから出掛けたいが南に向かうか北に向かうか... と考え、伊勢へ出掛けることにした。幾つかの窓を開けた状態で出掛けてしまうが、かなり暑く猫が心配なので、まずは一泊二日の設定。本当は紀伊半島をずっと南下したかったがこれは別の機会とすることにした。
伊勢には前に一度来たことがある。このときも遷宮が近かった気がするので約20年か。多くの人が知っていることと思うが、伊勢神宮は20年に一度、神社の正殿を作り替えて中に祭られている神様を移す。これは塗装のない白木と萱葺の建築様式で耐用年数が短いことが理由らしい。このため1300年にわたって技術の継承が行われており、また古くなって苔むした社は枯れた美しさがある。
なんなく伊勢自動車道を松坂ICで降り、下道を走る。選んだ道は古い街道らしく細いがたたずまいが良い。最初に立ち寄ったのは「へんば餅」のお店。別のお店を探していたのだが看板につられて本店にたどり着いた。渋い店構え。無料のお茶が頂けるので、二つ買って中で食べる。表面を少し焼いたお餅が香ばしくて美味しい。http://www.henbaya.jp/index.html
まずは街に近い外宮から。外宮は正式には豊受大神宮で、衣食住を始めとする産業の守り神なのだそうだ。内宮、外宮を巡る場合外宮からというのが習わし、というのは後から知った。
まずはせんぐう館という資料館へ。さまざまな道具、装飾具、祭祀、建築、式年遷宮についてなど一通り知るには良いところだ。
一通り時外宮を見て内宮へ移動。駐車場そばの茶屋でお昼。ちらしと伊勢うどんのセット。伊勢うどんって初めて食べた。こしとか弾力とかかみ応えとか、これまでうどんに求めていたものとは全く異なるもの。異次元。
駐車場から内宮までは800m程の参道があり、沢山の店が建ち並ぶ。昔はこんなに街並みに統一感はなかった気がする。参道の中程に赤福がある。そして夏の間赤福氷が食べられるのだ。名古屋にもデパ地下に赤福茶屋があって実はそこでも食べることが出来るのだが、やはりここで食べるべきだろう。
外宮も内宮もそうだが、一番メインの社殿には近づくことも撮影することも出来ない。そして隣には全体をテントで囲まれた新しい社殿。
宿はゲストハウスの風見荘というところを利用。なかなか賑わっており外国人が多いのだった。素泊まりのドミトリーだが、時々地元の漁師が魚を持って遊びに来たりして、運が良いと旨いものにありつけるようだ。フリースペースではたまにライブなどが行われたりするようだ。http://ise-guesthouse.com/ja/
名古屋からだと伊勢は結構近い。来年は式年遷宮の年でもあり、また来ようと思うのだった。
へんば餅
外宮
内宮参道
内宮
このような社も20年毎に建て替えられるため、社の隣に同じ広さのスペースが用意されている。
月読宮
宇治山田駅は趣のある駅舎
志摩
朽羅神社。たまたま通りがかって何だろうと近づいてみたら、やはり伊勢神宮を構成する社の一つだった。
画像はここからまとめて見ることが出来る。(50 photos)
http://www.flickr.com/photos/29098076@N05/sets/72157631767395459/with/8086487808/