Mac mini のクーリングファン不具合

Mac mini 2009(Late) が我が家のメインコンピュータで、radiko の自動録音なども行っている関係で24時間稼働マシンである。しかしこのところフリーズが頻発するようになってきた。これはアプリケーションが反応しなくなるのではなく、システム全体が異常な状態となって電源スイッチを押す以外の対応が出来なくなるのだ。

これはまずい。どうも室温が高くなってきてから起きているような感じで、この現象が起こると筐体がかなり熱くなっている。そう言えばこのところファンが回る音を聞いていないような気がする。

そしてたどり着いたのが PMUリセットという技。PMU は Power Management Unit のことである。
http://support.apple.com/kb/HT2183?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP

操作は以下の通り。
電源コードを含むすべてケーブル類をコンピュータから外します。
10 秒間ほど待ちます。
電源コードをつなぎます。その際、コンピュータの背面にある電源ボタンを押したままにします。
電源ボタンを放します。これでコンピュータは起動します。

これを行うとファンはフル回転で回り出すが、ずっとMAXで回り続けて止まらなくなる。確かに冷えるがこれはたまらない。PMUリセットと同じような動作で電源コードを外し、今度は電源ボタンを押さずに電源コードを刺し直して起動するとファンは回らなくなるが、これだとずっと回らない状態にになってしまい問題は振出しに戻ってします。

その他に試した対策としては

  1. PRAMクリア ⇒ 効果なし
  2. Apple Hardware Test ⇒ 異常なし
  3. 温度センサーの確認 ⇒ センサーが作動していることは確認
  4. 本体の分解 ⇒ ファンコントローラーの端子をロジックボードに刺し忘れ

という記述があったが、自分のモデルではそのような端子は見つからなかった。

結局見つけたのは Fan Control というユーティリティ。コントロールパネルに入り、ファンの回転数やファンが回り出す温度などをコントロールすることが出来る。
http://www.lobotomo.com/products/FanControl/

これをインストールするとファンが温度に応じて動きだすようになった。ということはやはりハードウェアではなく OS に問題があるということではないか。
これで一応問題は解決した。しかし頻度は少なくなったものの、フリーズは時々発生するのだった。これは Mountain Lion まで待つしかないか...