福島の桜を見に行く(その1)

久しぶりのゴールデンウィークだが、ほぼカレンダー通りの休みだしどこへ出掛ける計画もしていなかった。しかし、最初の土日は三春の滝桜が丁度見頃となりそうとの情報を得て、出掛けてみることにした。折角なので一泊して今の福島を見てこようと考えた。
三春町は郡山の東に位置する。磐越自動車道の郡山東が最寄りのインターチェンジとなるが、須賀川IC で東北道を降りて下道で三春へ向かった。本当は夜明け前に現着して桜を見ながら夜が明けるのを待ちたかったが出遅れてしまった。

パーキングで小休止。
Lupo GTI
Dawn
 
三春へ向かう途中にあった桜。これもなかなか。雨上がり。
桜 / Sakura
桜 / Sakura
桜 / Sakura

三春の滝桜に到着したのが5時30分頃。しかし駐車場への入り口手前で既に渋滞が始まっており、車を停めるまでに30分ほど掛かってしまった。駐車場が埋まった後はきっと動かなくなるだろう。駐車場から滝桜へ行くには入場料が必要。やはりこの週末が丁度見頃となったようだ。
これが全景。
三春の滝桜 / Takizakura in Miharu
 
滝桜の周り四方から眺めることが出来る。
三春の滝桜 / Takizakura in Miharu
三春の滝桜 / Takizakura in Miharu
三春の滝桜 / Takizakura in Miharu
三春の滝桜 / Takizakura in Miharu
 
これは斜面の上のソメイヨシノ
三春の滝桜 / Takizakura in Miharu
 
ひとしきり滝桜を堪能し、次の目的地の福島市へ向かった。最短で福島市へ向かうなら東北道か国道4号線だが、そんな道を走っても楽しくないので、県道を繋いで山側のルートを選択。走ること自体も目的なのだ。
 
これは農地に囲まれた小高い丘にある墓地にあった桜。見事。
桜 / Sakura
桜 / Sakura
 
これはまた別の桜。少し遠くから望遠で。
桜 / Sakura
 
Grass
 
福島市の目的地は花見山公園。ここは花木の栽培を目的に雑木林を開墾し作り上げた場所で個人所有の土地。これを一般開放しているのだ。一通り歩いて回ると2時間くらいは掛かる。自家用車の場合は阿武隈川の河川敷。あぶくま親水公園の臨時駐車場に車を止め、シャトルバスで向かうことになる。オートバイなら現地まで直行が可能だ。
 
花見山公園 / Hanamiyama Park in Fukushima
花見山公園 / Hanamiyama Park in Fukushima
花見山公園 / Hanamiyama Park in Fukushima
花見山公園 / Hanamiyama Park in Fukushima
花見山公園 / Hanamiyama Park in Fukushima
花見山公園 / Hanamiyama Park in Fukushima
花見山公園 / Hanamiyama Park in Fukushima
花見山公園 / Hanamiyama Park in Fukushima
花見山公園 / Hanamiyama Park in Fukushima
花見山公園 / Hanamiyama Park in Fukushima
花見山公園 / Hanamiyama Park in Fukushima
http://www.f-kankou.jp/hanamiyama.htm

山の上には喫茶店がある。お茶を飲んでいこうと思ったが、席が空かず退散。
花見山公園 / Hanamiyama Park in Fukushima
 
山を下りると茶店が並んでいる。そのなかの一つの看板犬。
Pug
 
売店の入り口などには、ホワイトボードで本日の線量などという情報があるが、やはり東京に比べればずっと高い数値。
そろそろお昼ご飯。何を食べようかと置いてあるガイドマップなど眺めていると、円盤餃子という文字。これは食べてみたいと思い飯坂温泉へ向かった。しかし目的のお店は夕方からの開店だった。残念。折角温泉街に来たのだからと公共浴場の鯖湖湯へ入ってみた。松尾芭蕉も浸かったそうな。ここの特徴はなんといってもその湯温。50度くらいあるのだ。自分にはとても長く入れない温度。地元の人はこれで慣れていて平気なようだが、若い地元の人が水を出して温度を下げてくれた。
飯坂温泉は土曜だが全体的に閑散としている感じだった。わざわざ福島まで遊びに来る人はいないということか。
鯖湖湯 飯坂温泉 / Sabako-Yu
鯖湖湯 飯坂温泉 / Sabako-Yu
 
さて本日の宿はいわき市のビジネスホテル。いわき市へは国道349、399を使った。国道399はいわき市へまっすぐのび、なおかつ通り抜けが出来る一番東の道だ。この道は所々かなり道が細く、大型車は通行不能酷道と呼ぶレベル。バイク乗りはこういう道を喜んで走ったりするのだが。
途中、水芭蕉の群生地があった。
水芭蕉
 
途中から道沿いは全く人の住む気配がなくなった。住宅は所々あるが生活の気配が全くない。まだ人が住めない放射能レベルということだろう。住宅の軒先で猫を見かけて車を停めたが、とても写真を撮る気にはならなかった。その先の道沿いには黒い大きな包みが並んでおり何かと思ったがその先には防護服を着た作業者が何かしていた。とすると袋の中身は除染で取り除いた土壌か枯れ草ということか。また別の所ではトラックの荷台に積んだ高圧洗浄機のようなもので家の庭先を洗浄しているような光景も見かけた。これが除染かどうかは確信がないが、洗い流された放射線物質はどこへいくのだろう?
 
国道から東へ繋がる道は封鎖中。
福島第一原発周辺
福島第一原発周辺
 
夕飯は市役所近くの回らない回転寿司店へ。なかなかおいしかった。