SYNCHRONICITY 2012@Shibuya O-EAST

SYNCHRONICITY は都市型フェスと銘打ったイベントだ。元々は屋外のイベントだったようだが、今回の会場は渋谷 O-EAST だ。1F、2F のステージと 3F の踊り場的なスペースが会場である。音楽以外にも、所々でライブペインティングなどが行われていた。
こういうイベントは自分の興味がない人たちも含めて一度に色々なアーティストを見ることが出来る事だが、見たいアーティストの時間が重なっているとどちらを見るべきか大いに悩む。
http://www.synchronicity.tv/

最初の2組はどんなバンドだったか、今となっては全く印象がない。JABBERLOOPrega
高野寛伊藤大助(クラムボン) はこのステージが初お披露目だそうだ。高野寛はデビュー当初から好きだが、ライブを見たことはなかった。かなり以前にレニーニ&スザーノのライブでゲストでギターを弾いていたのを見たことがある。もう音符のギターストラップじゃないのだな。二人だけのステージはギターとボーカルの高野、ドラムスの伊藤。予め準備されたバックトラックも少しあったような気がするが、ソロよりもロックしている印象だった。最後を少し残して次に移動した。

Buffalo Daughters
去年のLA Hollywood Bowl で行われた YMOライブ以来の2度目。前回も思ったが、サポートドラマーの松下敦さんが凄い。メンバーの3人は淡々と格好いい。

Congero Tres Hoofers
ギタリスト渥美幸裕によるアコースティックプロジェクト。ほかにパーカッションメンバーもいるようだが、今日はギターとタップダンサーによるパフォーマンス。これが実に楽しい。音楽はフラメンコではないし、クラシックでもない。ラテンやジャズは入ってると思う。DE DE MOUSE も少し見るつもりだったが、これを最後まで見てしまった。

GOMA & The Jungle Rhythm Section
ディジュリドゥというアボリジニの楽器(主に木製だが金管楽器)の日本人奏者であるGOMA のパフォーマンス。嫌いではないがあまり惹かれるものはなかった。会場はかなりの盛り上がり。跳ねてる人が結構いた。

世武裕子
フランスの音楽学校で映画音楽の作曲を学び、帰国後くるりの主催するレーベルから2枚のアルバムをリリースする世武裕子くるりのツアーメンバーなどもおこなっている。1枚目はピアノと弦楽器によるミニマルなインストアルバムで。2枚目は一転してボーカルアルバムだった。決して歌唱力に優れているわけではないが、どちらも面白い作品だった。今回の構成はピアノ、コントラバス、ドラムスの3人構成。演奏の自由度も高くて上手い。the band apart と完全に時間帯が重なってしまい、ラスト10分程を残し移動した。

the band apart
この人たちのライブを少し見た記憶があるのだが、たしか新宿タワレコの屋上だったと思う。かなり凝った難しいアレンジの曲を生で演奏する人たち。しかし最後の1曲しか観られなかった。

KIMONOS
ちょっと観たはずだが忘れてしまった。

cro-magnon
一度解散して再結成した3人組。最初わからなかったが、ザ・クロマニヨンズとはまったく別のバンドだ。ボストンで知り合いセッションを始めたとあるので、バークリー音楽院の出身かもしれない。ロック、ファンク、ジャズを行き来する音楽。基本はギター、キーボード、ドラムスで、ベースラインをキーボードが兼ねるオルガントリオのスタイルだが、ギターの人は曲によってベースに持ち替えキーボードがメインとなる曲もあった。たしかにこの人たちはカッコいい。

渋さ知らずオーケストラ
名前だけはずいぶん前から知っていたが、観るのは初めて。とにかく人が沢山。かなり混沌としたなんともいえない人たちだった。