CONO's Coffee Mill

CONO's Coffee Mill
引越し後、コーヒー豆を買った。いつもそうしているように豆のまま買ったが、電動ミルはまだアメリカからの船の上。仕方がないので、実家にあったミルを貰い受けてきた。もう実家ではレギュラーコーヒーを飲んでいないようだ。
貰ったミルはいつから家にあったのか判らないが、子供の頃からあったのは確実だ。えんじとクリーム色に塗り分けられた筐体は鉄製だ。ラベルに CONO'S と書かれていたのでもしやと思い調べてみたら、円錐ドリップのコーノ式のコーノであった。この会社は珈琲サイフォン社といい、1925年に日本で初めてコーヒーサイフォンを製造・販売した会社だそうだ。現在はドリップ関係の製品以外、作っていないようだ。
正確な記録には当たれなかったが、30〜40年程前の製品と思われる。落としてもへこんだりしなさそうなしっかりとした鉄の筐体に、これまたしっかりとした塗装。所々ぶつけたのか塗装の剥離があるが、不具合はどこにもない。ハンドルの持ち手だけはプラスティックだから、劣化して割れたりする可能性はあるが、多分一生使えるだろう。そしてこのクラシックでちょっとモダンなフォルムと色。もう二度と手に入らないものだと思う。
最近は電動ミルでガーっと挽いてしまっていたが、一人分の豆をゴリゴリとゆっくり挽いてその香りを楽しむのも良いものだ。
このモデル、現役で使っている人のブログが幾つか見つかった。
http://plaza.rakuten.co.jp/kyon3/diary/20120219/
http://www.kanshin.com/keyword/1270822