The Metropolitan Museum of Art
ニューヨークの美術館と言えばまずはメトロポリタン美術館なのだが、これまで一度も訪れたことがなかった。近代美術館へは真っ先に出かけたのだが… そんな訳で、一度は行っておかなければと思い出かけた。本当は朝から見ようと思っていたのだが早起きできず、入館したのは昼過ぎ。しかも日曜は閉館が早めなので、全部はとうてい見ることが出来なかった。
メトロポリタン美術館へもオーディオガイドがあり、近代美術館ではなかなか便利だったので有料だが借りてみたのだが、これは失敗だった。日本語対応されている対象が少なく、なおかつ最初に言語選択をしなければならないので、ここは日本語対応なのかどうかと一々確認するのが面倒。面倒だから全部英語でいいかと思ったが、一々解説を聞きながら見て回ると非常に時間が掛かってしまい、とても見て回れないのだ。
入って右手から始まるのがエジプト関係。Brooklyn Museum もエジプトものが充実していると思ったが、ここはさらにすごい。しかし、これだけのものをアメリカはどうやって入手したんだろう? などと考えてしまうのだった。エジプト関係だけでおなかいっぱいになる所蔵。
シーツなど。年代を確認しなかったが、非常に状態が良く、品質も良さそう。
このペースでみると全然終わらないと思い2階へ上がった。まずは日本から。
メトロポリタン美術館も、写真撮影はフラッシュをたかなければOKというのが基本だが、所々で撮影不可のものがある。撮影時は注意したい。
日本美術の所には、鳥獣戯画があるという情報があったのだが、展示されていたのはほんの一部で掛け軸状になったものだった。残りは写真。現在は特集として絵巻物が多く展示されている予だ。
アジア続きで韓国、中国から西へ進んでいく。美術品だけではなく、こんな感じで建築も展示の一部となっている。
仏像系。
インド方面の像はセクシーなものが多い。
壁一面の巨大な仏画なども。
美術館のホール。建物は1870年だそうだ。
中東から、イスタンブールあたり。
そして西洋絵画。
ルソーの絵を見るとどうしても奄美の画家、田中一村を連想してしまう。どっちも好きだ。
ゴッホ自画像
ルノワール。見覚えのあるタッチの絵が続く。
マネ。
これはアールヌーボ時代のお芝居のポスターなのだそうだ。すてき。
そして現代美術系。
ウォホールも何点かある。そういえば、ピッツバーグのウォーホル美術館へ行ってみたいと思っていたが果たせなかった。
これも80年代に話題だったホックニー。
美術館の床に座り込んでなにか描いたりしている子供たちの姿をよく見る。日本だとこういうのは許されるものなんだろうか。
楽器のコレクション。弦、管、鍵盤など。鍵盤もパイプオルガンからハープシコード、チェレステ、チェンバロなどいろいろ。
1Fに下りてセントラルパークに面したオープンスペース。カフェなどもある。
中世の騎士の武具など。日本の鎧甲や刀なども数多く展示されていた。
ヨーロッパの彫刻はあまり見ていない。
オセアニア、アフリカなどの彫刻。ここはインパクトある。
そしてギリシャ、ローマ美術
中世の絵画、写真、西洋彫刻などは殆ど見られていない。やはりここはテーマを絞って何日か掛けて見るのが良いのかもしれない。間違いなくすばらしい美術館だ。