Fujifilm X10 First Impression
週末、届いたばかりの Fujifilm X10 を持って出掛けた。土曜日は New Jersey の MITSUWA へ買い物へ行き、2013年開催の F1 のコースなど確認したりしてすっかり夕暮れになってしまった。Hamilton Park は高台の公園で、対岸のマンハッタンの眺めが良い。
普段、一眼レフで撮った画像は RAW ファイルを現像し、露出調整などを行った上で 1280pixel にリサイズして Flickr にアップロードしているが、今回はイジりたいのを我慢して完全な無加工でアップロードしている。従って画像をクリックして Flickr のページへ行くとオリジナルサイズの画像も確認可能だ。Exif の情報も確認できる。
ISO 感度は 800まで自動的に上がる設定。全て手持ちで撮影。
パノラマモード。複数の静止画を合成するというよりは、動画から横長の静止画を生成している感じ。シャッターは開始時の1度のみだ。最近のカメラでは普通なのかもしれないが、ちょっと感心してしまった。オリジナルのサイズは 5760x1080。
そして日曜日の Central Park。今日は暖かい一日だったが、紅葉はほとんど終わりかけている感じだ。
忠犬ハチ公的な犬らしい。
The Mall
良い感じでブルーグラスを演奏する二人組。そして曲に合わせて踊る女の子。
超解像ズームといういわゆる電子ズームだが、結構使える感じ。ただどこまでが光学ズームでどこからが電子ズームになるのか、ディスプレイの表示で確認することが出来ない。ちなみにこの女の子は演奏者の子供なのかと思ったら全くの通りすがりで、しかしこの子のお陰で沢山のギャラリーとチップを集めていた。
こっちもブルーグラス系。
巨大シャボン玉パフォーマンス。
とりあえず使ってみた印象としては、AF の速度もまずまず速く撮影のストレスはない。また、ズームリングを回すことで電源が入るというのもなかなか使いやすい。露出はメインとサブのコマンドダイアルから行えるし、撮影中にメニューに入って何かしなければならないことは余りない。自分は一眼レフでは露出補正という機能を余り使う事がなくて、スポット測光で思うような露出にならない時はさっさとマニュアルモードに切り替えて試し撮りをしながら露出を合わせている。しかし、このカメラはマルチ測光+露出補正が使いやすいと感じた。
このカメラは一眼レフなみにボタンとダイアルが多い。最近のカメラはボタンを少なくしてシンプルにしようとする傾向が多いが、この場合何か設定を変えたいときに一々メニューに入らないといけない。しかし、それぞれのボタンの意味を理解していればボタンとダイアルですぐに設定が変更可能だ。一眼レフユーザーは、こちらの方が使いやすいと感じるはずだ。
光学ファインダーは見え方にはそれほど不満はないのだが、ファインダーを覗いたままでは露出値やどこにピントが合っているのかなどを確認することが出来ず、結局不安なのでディスプレイを見て撮るというケースが多くなってしまった。常時光学ファインダーというのはちょっときつそうだ。でも完全お任せモードかパンフォーカスでスナップなどというのはありかもしれない。
メモリは Eye-Fi を使っていたので数十枚撮影した後 iPad2 へ画像を転送したところ、バッテリーが完全に終わってしまった。一日フルでこのカメラを使おうとするなら、予備のバッテリーを準備しておく必要がありそうだ。
ガラスの箱が新しくなった 5th Avenue の Apple Store。24時間営業。
動画も試してみた。マニュアルズームは動画撮影には具合がよい事を発見した。1080p の映像も確認できる。映像はローラースケートでダンスをするグループ。いつもこの場所でやっている。
まだ試していない機能などいろいろあるので、X10 については後日改めてレポートしたい。