St. Martin への旅、あるいはパスポート盗難の記録(Day24)

St. Martin からパナマへの便は金曜日であれば直行便があり、それほど高くない運賃で飛べる。ビザなしの入国のリスクが高い、かつパナマでのビザ取得が短期間で行えるのであればパナマへ行くのもありか… などと昨日寝ながら考えていた。
しかし会社としてはこれだけ長く St. Martin へ留め置かれているのに、またこれから第三国へ向かうよりは、米国入りかダメなら日本へ向かうべきとの意向もあり、予定通り明日米国入りする予定で調整に入った。
まずは米国入りの便だが、元々の予定だった US Airways ではなく、Jet Blue の直行便を予約することにした。US Airways の場合、経由地の Charlotte(NC) で入国することになるが、ここで拒否されると日本への便も確保がややこしい。また、今日来てくれる NY総領事館の方が Jet Blue を利用なので一緒に帰ることになり、万が一の場合のサポートを得られる可能性がある。
同時に ESTAの登録を会社でお願いし、3週間後の日本へのフライトも用意して貰った。(ESTA で入国する場合は、帰りの便を確保しておく必要がある) 加えて、I-193 (APPLICATION FOR WAIVER OF PASSPORT AND/OR VISA) というフォームも準備することとなった。しかしこれを提出する場合は $585 も費用が掛かるとあり、できれば使いたくない。
午後3時過ぎにNY総領事館の方がやってきた。そして無事再発行されたパスポートを受領。あとは、ビザの問題だ。外務省関係者の意見は全てビザを取得してから入国するのが安全という意見。しかし、既に明日のNY行きに向けて準備を進めてしまっている。
しかし、NY総領事館から再度コンタクトを取っていた CBP の担当者を通して、JFK の CBP まで話しを通して貰う事が出来た。完全に保証は出来ないが恐らく大丈夫とのこと。最終的には責任者が名前を出して、問題があったら自分の所へ連絡をしろと携帯の電話番号をくれたそうだ。
これで無事入国出来そうな気配が濃厚となった。
夜は、同じホテルに泊まることとなった NY総領事館の方と食事。St. Martin 最後の夜。