St. Martin への旅、あるいはパスポート盗難の記録(Day8)

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日本もアメリカも休みが明けたのでやることがある。日本へは戸籍謄本の取得依頼。原本は後からでも良いがまずは Fax とのことでそのようにお願いした。しかし、自分の本籍地は静岡県にあり、ここには親戚はいるが家族が住んでいるわけではない。個人情報保護などの問題で親戚に頼むのが難しかったらしく、結局父親が伊豆まで出かけることとなってしまった。謄本は多めにとってもらい、一通はオランダ、一通はアメリカ、もう一通はホテルへ送って貰うようお願いした。
もうひとつはお金だ。やはり無一文では何をするにも身動きが取れない。これは会社へお願いして短期借入と送金をお願いすることになった。Manhattan の Western Union ではなにやらスタッフのオペレーションが怪しく無駄に手数料が掛かってしまったようだがなんとか送金に成功し、こちらも再びホテルのスタッフに Western Union へ同行して貰い、彼の名義で現金を受け取ることに成功した。これで漸く食事や移動の制約がなくなった。しかし、他国へ渡るとなると入手した金額が十分であるとは限らず無駄遣いは出来ない。
夕方、ホテルのマネージャーがもう少し安い値段で泊めてあげるから部屋を変われと言われ、また部屋を移動した。電気のスイッチとかベランダへの扉とか細かいところできになる部分があり、メンテナンスする予定だった部屋なのではないかと思うが、通常の使用には全く問題なく、5F で海がよく見える部屋だ。
部屋ではエアコンは使用していない。ベランダの扉は常時全開で、シーリングファンを回している。これで十分快適だ。日中 Wi-Fi が使えるスペースにいるとエアコンが強く体が冷えるので、こっちを何とかしたいのだが。