Los Angeles (Day 3) - YMO Live

今日はライブの日だが午前中は海沿いを南下してみることにした。まずは Torrance Beach に出て、海沿いを Long Beach へ。
Torrance Beach

Palos Verdes

Palos Verdes

海沿いの道は、ロードバイクがたくさん走っていた。結構アップダウンもあって、トレーニングには良さそうだ。
Long Beach はアメリカで2番目に大きな貨物港だそうで、かなりスケールの大きな港だ。
その東側に位置する Downtown。
Long Beach

 
さらに海沿いを南下し、今日の目的地は Huntington Beach。Surf City と言われており、サーフィンのミュージアムもあるらしい。ビーチが延々と続いている。
Huntington Beach

Huntington Beach

Huntington Beach

Huntington Beach

 
日本だと、海水浴エリアとサーフィンエリアは棲み分けが出来ているような気がするのだが(自信なし)、こちらは沖の方にサーファーがいて、浅いところでは海水浴客が遊んでいる。
Huntington Beach

Huntington Beach

 
Huntington Beach にも大きな桟橋。桟橋の上からサーフィン見学が出来る。桟橋の支柱は波が弱まるのか、支柱ぎりぎりで沖に向かうサーファー。傍目には結構危なそうに見えるが、これも自己責任ということか。
Huntington Beach

Huntington Beach

 
本当は、桟橋まで歩いてじっくりとサーファー撮影をしたかったのだが、持ち合わせの硬貨が少なくパーキングメーターの時間が確保できず、長居が出来なかった。ここはもう一度来てみたいと思った。
Huntington Beach

Huntington Beach

 
そして、Hollywood へ向かう。Hollywood Bowl は山の麓にある屋外ステージだ。17000人を収容できるそうだ。駐車場が少ないのでシャトルを使えと書いてあったので、Park and Ride の駐車場へ車を停め、そこからシャトルバスで会場へ向かった。$6 のバスチケットを売る女の子の胸には、「日本語」と書かれていた。会場に着いてみると実は駐車場はあったようだ。まあ、シャトルの方が安いので良しとしよう。
Hollywood Bowl

 
会場の周囲では、日本の着物や酒などを紹介するイベントも行われていた。さすがに日本人が多い。物販コーナーで言葉を交わした人はこのライブのために日本から来て、明日の San Francisco のライブにも行くのだという。筋金入りだ。
セキュリティチェックで問題発生。一眼レフカメラを持ち込めないという。関連 tweet では、たしかユキヒロさんがユニオンの協約により会場内の画像をアップロード出来ないという内容の発言があったがこういうことだとは... 最初は車に置いてこいなどと言うのだが、車は近くにはないしどうすりゃ良いのさ?と食い下がるとオペレーションセンターへ行けと。ここで無事預かってもらった。
この会場、後半分は普通の座席だが、ステージに近い方はボックス状になっており、テーブルが設えてある。食事を楽しみながら見られるのだ。
Hollywood Bowl

Hollywood Bowl
 
時間になりまずは和太鼓。そして獅子舞などが披露される。そして演奏のトップバッターは Buffalo Daughter だ。このグループは、ハバナエキゾチカのシュガー吉永と大野由美子が山本ムーグとともに結成したバンドで、米国内でもアルバムをリリースしている。曲は最新アルバムからが多かったと思うが、演奏力の高さを見せてくれた。ドラムはサポートメンバー(たぶん松下敦)なのだが、彼のエネルギッシュなドラミングが良いのだ。元ハバナの二人は確かOLからデビューだったのだと思うが、自分と同じ年の生まれだった。
Big in Japan: Buffalo Daughter @Hollywood Bowl


数曲のみの演奏で次ぎなのだが、セッティングの間はステージ左手に用意された DJブースで TEI TOWA の DJ タイム。なんと贅沢なことだ。
二番手は Cibo Matto。New York を拠点にそれぞれ別個に活動していた彼女たちは 311 をきっかけに Re Union をした。(去年の年末にも Poison Rounge で Cibo Matto のフライヤーを見たが...) 復帰は、Japan Benefit Concert だったのだが、自分はチケットを購入するも仕事が抜けられず行けなかったのだった。
最初は二人のみで登場。予めプログラミングされたトラックに乗って羽鳥美保が歌う。これはこれで良いのだが、ライブ感がない。 そしてサポートのドラムとベースが登場。ドラムは IF BY YES でも本田ユカと行動を共にするコーネリアスバンドのあらきゆうこ。とたんに躍動感が生まれる。やはりこでなくては。
YMO のセットはステージが180度回転し、あっというまに整ったが、再び TEI TOWA の DJ。そして "Japanese Gentleman Stand Up Please!" の Tighten Up (実際にはオリジナルの archie bell & the drells) で閉めるのだった。
YMO は(いつもそうらしいが) MCを一切挟まず、最初から最後まで突っ走った。唯一ゲストのオノヨーコが登場した時を除いて... 曲のラインナップは最近発売されたリマスター編集盤、YMO の曲が中心。小山田圭吾(コーネリアス)(ギター)、権堂知彦(ユーフォニアム、ラップトップ)、Fennesz(ギター、ラップトップ) というサポート陣で、坂本、高橋、細野の3人は終始キーボード、ドラム、ベースを演奏する形だった。曲のアレンジは印象としてはオリジナルに近いのだが、生演奏を元にこれが組み立てられていて、最近の YMO の演奏はファンクバンドだ、という評がぴったりとくるものだった。時折主要なフレーズを奏でる権堂のユーフォニアムも痺れる。最後は Beatles の "Hello Good Bye" で終演だった。出演者それぞれに良いライブだった。
Big in Japan: Yellow Magic Orchestra @Hollywood Bowl

記念に Cibo MattoBuffalo Daughter のTシャツと YMO の発売されたばかりのアルバムを買って帰った。YMO の写真集はちょっと迷って止めた。
当日は密かに ustream 中継なども行っていた人がいたらしく、また youtube にも映像が上がっている。(YMO Hollywood bowl で検索)