Audio-gd NFB-3

Audio-gd NFB-3 は中国製 DAC だ。DAC は Digital to Analog Converter でデジタル信号をアナログのオーディオ信号へ変換する回路のこと。現在、我が家の音楽のソースはその殆どが iTunes になっており、コンピューターからオーディオ機器へ信号を送る必要がある。一番単純なのは、ヘッドフォン端子とオーディオ機器を繋ぐことだが、これはノイズが乗りやすく音質も期待できない。次に考えるのはオーディオ・インターフェース機器だ。USB で接続して外部オーディオの入出力をサービスする機器だが、EDIROLUA-3FX というものが PC に繋がっており、Mac では、BEHRINGER UCA202 というものを使用していた。これはシンプルで値段が安いという理由のみで購入したもの。前者はオーディオの入力に重点を置いたものだ。

BEHRINGER UCA202

BEHRINGER UCA202

さて、今回狙ったのは Pure Audio 用の DAC だ。そして DAC でも中国製の機器が一部の間で注目されている。注目される理由はやはりコスト・パフォーマンスが高いことだ。腕に覚えのある人たちは、コンデンサーや電源周りをアップグレードするなど、改造を楽しんだりしている。
購入したのは Audio-gd というメーカーの NFB-3 というモデルだ。DA コンバーターに Wolfson の WM8741 という定評のあるチップを使用しており、左右のチャンネルごとに独立した回路を持っているのが特徴。Audio-gd は納期は待たされるがモノは良いという評価だ。
http://www.audio-gd.com/Pro/dac/NFB-2/NFB2EN.htm
価格は $300 + 送料。注文は Online Shopping とはなっていないのが少々面倒かもしれない。メールで注文し、返信で指定された先に入金する。メールの文面もフォーマットが用意されているわけではないので、通常必要と思われる内容を想像して見積もり依頼をするということになる。入金は Paypal が楽だが、支払い側が手数料を負担する必要がある。発送が完了したというメールが届き、トラッキング番号がいま判らないから判明次第連絡すると書いてあったが、トラッキング番号よりも先に本体が届いた。In Stock の情報を見て注文し、約2週間でモノが届いたことになる。
早速接続。大きさは横 24cm、奥行き 30cm と結構大きい。同じソースを BEHRINGER UCA202 と繋ぎ替えて聞き比べてみたが、まったく別物だ。特に中低域での情報量、立体感というか厚みのある音が出てくる。かなり良い。
Mac mini からのデジタル出力は USB しか選択肢がないと思っていたのだが、実はオーディオ出力端子は光の出力も兼ねていることに気づいた。今は仮配線で USB 接続だが、光のケーブルを準備中だ。
リモコンが全く使えなくなってしまったが、iPhone, iPad から iTunes のコントロールが行えるので、それが救いだ。