Five Boro Bike Tour 2011

去年に続き、今年も Five Boro Bike Tour に参加してきた。このイベント、年々人気が高まっているらしく、今年はエントリー初日に3万人以上の申し込みがあったらしい。そのうち抽選になってしまうかもしれない。
今シーズンはずっと仕事が厳しい状態で休日も満足に休めず、自転車に乗るどころではなかった。4月になって少し落ち着き始め、走り始めたのが二週間前。まだまだ足が回らない。天気はまだ落ち着かず、半袖で過ごせる陽気になったかと思うまた寒さが戻ったりする状況だ。
今年も朝6時には Manhattan に到着した。スタート地点に近い 6Ave 沿いに車を停め、自転車の列に並んだ。去年は朝から暖かくほぼ夏のウェアリングだったが、今年は半袖のジャージの上にアウターウェアを羽織った。
Waiting for Start
 
Waiting for Start
 
Many Many Many Cyclists
 
そうこうするうちに車列はどんどん膨れあがり先が見えない状態に。
スタート時間の8時を過ぎると車列が動き出すが、ゲートを過ぎるまでは押して歩くのが楽だ。
Starting Gate
 
このイベントは家族連れが多いのも一つの特徴だと思う。小さな子供には 42mile は楽ではないと思うが、こういう親子連れも多い。
Tandem Rider
 
普通の自転車に取り付けてタンデム仕様にするものだ。
http://amzn.to/ihnsNW
今年は Central Park の手前が詰まっており、かなり待った。しかし Central Park の中は去年のように大渋滞にはならず、手前でコントロールされていたのではないかという気がした。Central Park を抜けて Harlem へ。第一のトイレ&休憩ポイントでは子供たちが Gospel を披露していた。
Gospel Singers at Harlem
 
Harlem River を渡り、Bronx へ。しかし Bronx の走行区間は申し訳程度。
Madison Avenue Bridge
 
もう一度川を渡り、East River沿いの自動車専用道路で南下する。この道は景色もよく気持ちよい。そろそろアウターを脱ぎたくなってきたが、次の休憩ポイントまで走ることにする。
East River Drive
 
East River Drive
 
East River Drive
 
Queensboro Bridge でカメラを構えるとポーズを取ってくれた。
Queensboro Bridge
 
Queensboro Bridge
 
Queensboro Bridge
 
Queens に入り、一旦北上して Astria Park へ。この休憩ポイントは、バナナやシリアルの無償提供、水の補給、自転車のメンテナンスサービスなどを受けられる。一定の距離ごとにこのような休憩ポイントがあるので、必要以上のボトルや行動食を準備する必要はない。
Astria Park
 
橋のたもとで去年と同じような写真を撮って出発。
Robert F. Kennedy Bridge
 
タンデム自転車にさらに二人乗りのトレイラーバイクを取り付けた4人乗り。子供たちががんばらないとお父さんは大変だ。
2+2
 
この自転車からはシャボン玉が出ていた。今年は犬連れバイクは見なかったが、ラジカセを積んで大きな音を出しながら走る自転車なども何台か見かけた。
Bubble!
 
Brooklyn に入り再度自動車専用道路へ。このようなイベントではコースが封鎖され、一般車両は通行禁止になるわけだが、Manhattan では春から夏に掛けて、毎週かならずどこかで道路が封鎖されている。出店がならぶ Street Fair だったり、パレードだったり。
Gowanus Express Way
 
Gowanus Express Way
 
Verrazano-Narrows Bridge の手前の公園で最後の休憩。この女性グループは皆ヘルメットに花が付いていた。風船とかリボン、ぬいぐるみ、ビールの缶などグループごとに色々な飾りが付いていたりする。
Fort Hamilton Park
 
最後の登り、Verrazano-Narrows Bridge。この全長 1298m のつり橋は 1964年の完成時点で世界最長、現在アメリカ大陸で最長、全世界で8番目の長さの吊り橋なのだそうだ。1年のうちでこうして立ち止まって写真を撮ったりできるのは今日と、NYCマラソン の日だけだ。
Verrazano-Narrows Bridge
 
Verrazano-Narrows Bridge
 
Verrazano-Narrows Bridge
 
タンポポと自転車。
Bike on dandelion
 
Staten Island Ferry。
Staten Island Ferry
 
今年も好天に恵まれ、気持ちのよいイベントになった。楽しいかった一方、何度か接触事故や転倒のシーンを目にした。走行ペースの異なる沢山の人たちが参加しており、密集した状況での走行に慣れておらず、周囲の車両が急にハンドルを切ったりすると怖い思いをする。自分は後半、交差点で停められ、いつものように左足のビンディングシューズのクリートを外したのだが、何故か自転車が右に傾いてしまい隣の人にしがみついてしまった。それはそれで何とか事なきを得たのだが、足に変な力が入ってしまい右足が痙った。ひどい痙りかたではなかったので、走りながら落ち着かせた。
今年はもう少し沢山走りたいと思っているのだが、どうなることか。
 
去年の記事 http://d.hatena.ne.jp/tono-p/20100502/p1