Tamron SP 70-300mmF4-5.6 Di VC USD A005

D90 と一緒に最初に買ったレンズは Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC OS/HSM だった。とにかくカバー域が広いので、これと広角ズームの2本体制が暫く続いた。しかし、50mm、90mm、そして35mm の単焦点を購入し、特に 35mm を付けて持ち歩く事が多くなってからこの Sigma レンズの使用頻度が減った。
さて、今度は望遠側のレンズを見直したい。しかし明るい望遠レンズはボディよりも高価で、おいそれとは買えない。Sigma の 18-200 は望遠側の解放付近は結構派手に口径食が出てしまい、これが不満だった。
口径食の例
Seagull

広角側は要らないので、望遠側に振ったズーム。手ぶれ防止は欲しい。そして候補に挙がったのが Tamron SP 70-300mmF4-5.6 Di VC USD A005。Nikon レンズでも同様のスペックのレンズがあるが、新しく発売されたこのレンズは、純正よりも評判が良いのだ。

TAMRON 望遠ズームレンズ SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD ニコン用 フルサイズ対応 A005N

TAMRON 望遠ズームレンズ SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD ニコン用 フルサイズ対応 A005N

価格は amazon.com で $413.08。尚かつ期間限定で $50 のメーカーリベートがあるので、実質 $363.08(税別) ということになる。週末は土日とも夕方から出勤だったのでじっくり作例を作る余裕がなかったのだが、少しの試し撮りと、絞り値を変えたテストなどしてみた。



結果はなかなか良い感じだ。口径食もそれほど気にならないレベルだと思う。ハード的には切り替えなしにオートフォーカスからフォーカスリングを回す事でマニュアルフォーカスに切り替えられるのが便利。しかし、ズームリングが奥で、フォーカスリングが手前という位置関係は慣れるまでに時間が掛かりそうだ。
ところで、Nikon の画像補正ソフト、Capture NX2 には口径食を補正する ヴィネット・コントロール機能があるのだが、Sigma の 18-200 には全く機能しなかった。しかし、今度の Tamron 70-300 には働くことが判った。レンズによるということだと思うが、機能する/しないの条件は何なのだろう?