Five Boro Bike Tour 2010
ニューヨーク市内の5つの地区を巡る、北米最大規模の自転車ツアーイベントに参加してきた。
スタートは Battery Park を朝8時とあったが、6時少し前に Manhattan へ入った。SOHO の一角に車を置き会場へ向かう。適当に南下するとスタート地点があった。Church st と Franklin st の辺りだ。しかし先頭の一角は招待選手やVipエントリーした人たち用らしく、ここから更に南下。するとすぐに並んでいるサイクリストが見えてきた。近所でコーヒーと軽食を買って列に入った。そうこうしているうちに次々と参加者がやってくる
7時前くらいだろうか、この集団の中にビーチボールが投げ込まれた。恐らく主宰者側からのものだと思うが、ちょっとした暇つぶしだ。
一通り関係者の挨拶などが終わっていよいよスタートの時間が近づいている。
後ろはもう遙か先まで自転車の列が続いている。
先頭が出発して10分後、我々も動き始めた。しかしまだ自転車は押して歩く。
ここがスタート地点。ゲストのブースを過ぎるといよいよ自転車にまたがって走り始める。
6th St にいっぱいの自転車。時々クロスする道の交通の為に停められるが、コースは全面的に封鎖されている。さて、参加する自転車は本当に様々だ。本格的なロードもいれば、クロスバイク、MTB、小径車、リカベンド、タンデム、手漕ぎのバイクも結構いる。なかには後ろにケージを付けて犬を乗せていたり、ラジカセ大音量の人がいたり...正面の緑は Central Park だ。
Central Park の道は大夫細くなるので、前半はずっと押して歩く状態だった。ポイントポイントにはマーシャルがいる。高いところに座っているこの女性も自転車の装備を付けていて、恐らくこのポイントを全員が通過したらコースを走るのではないかと思われる。
Central Park を抜けて Harlem 地区を走る。最初のトイレポイントがあった。
Harlem をまっすぐ北上し、一度右に折れて橋を渡ると一瞬だけ Bronx に入り、またすぐに別の橋を渡って Manhattan へ戻った。
ここからは、East River沿いのフリーウェイがコース。普段は自転車では絶対にはしれないところだ。
そしてコースは East River を渡る Queens Boro Bridge へ。今日は橋の上部がコースになっていた。この橋とここからの眺めがとても好きだ。
たまにこんな人もいる。もちろん参加者だ。
Queens に入り北へ暫く走る。交差する道もその殆どは封鎖されているが、時々こういう事になる。警官とマーシャル、沢山の人たちが運営している。
川沿いの橋のたもとの公園の駐車場が本日の第一休憩所。トイレ、水の補給、自転車のメンテナンス、それに各社から提供されたバナナ、オレンジ、クラッカー、シリアルなどがもらえる。
ここではトライアルのデモなども行われていた。
一休みして出発。だんだんと気温が高くなってきた。
所々右に左に曲がりながら、南下。それにしてもパンクしている人が多い。殆どが細くて薄いタイヤを履くロードバイクだが、そう人たちは当然のように予備のチューブやリペアセットを持っていて対応している。
Brooklyn Bridge のたもとにやって来た。この先は観光コースにもなっているウォール街のビル群を臨むウッドデッキだ。
再びフリーウェイを走る。右のふくらはぎが少し痙り気味。
Staten Island が見える海沿いの道に出ると、急に冷たい空気に変った。
これが最後の難関。Vellazano Narrow Bridge。
緩やかに上って、そして下る。
橋を下ると、ほぼそこはゴール地点という感じで大きな会場になっている。公式グッズが売られていたり、無料のマッサージサービス、やはり無料のフォトサービスなどがあった。スポンサーからの色んな試供品も配られており、それで喉を潤した。ひとしきり休んで再出発。
海峡沿いの軍事施設跡。このあたりは防御の要らしく、こんな感じの施設が結構残っているし、古い大砲などが回りに置かれている。また実際にまだ軍施設なども点在しているようだ。
最後は Staten Island Ferry で Manhattan の Battery Park へ。このフェリーは無料で運航されている。かつては車を運んでいたようだが、現在は人だけを運んでいる。
自由の女神も結構間近で見ることが出来る。
こんな感じで Bike Tour が終了。明確な Goal Line がないのが多少物足りない感じではあるが、とても楽しいイベントだった。普段自転車では走れないところを走ることが出来、立ち止まれないところで写真を撮ることも出来るので、大きなカメラを担いで走るのも有りだと思った。丁度GW期間中だし、これ目的で日本から旅行に来るというのも楽しいと思う。また日本人も何人か見かけた。おそらくこちらに住んでいる人なのだと思う。
道中、何人か怪我をして倒れている人がいた。自分も一度だけコーナーで急に進路を変えてきた人とぶつかり怖い思いをした。体と体の接触だったので転倒は免れたが...
今日中にパンクした車のタイヤを交換したいと思い帰宅の途についたが、交差点で他のドライバーから怒鳴られた。なにか文句を言っているのかと思ったが、タイヤがパンクしているという。車を停めて確認すると、スペアタイヤの空気がなくなっていた。さすがにこのまま家まで走るのは危険なのでなんとかしなければならな。1軒目の修理工場でパンク修理をしてくれるガソリンスタンドを教えて貰い、そこへ。しかし、結果は異常なし。空気が抜けただけということらしい。ここでも $10 を支払い帰宅。すっかり遅くなってしまった。
今回のコースのGPSログ。
http://web.me.com/tono/gpsdata/GPSDATA-20100502.html