radiko の録音環境を一新しました

これまで長い間、Audio Hijack というアプリケーションをベースに radiko で再生したラジオ番組を録音して iTunes に登録し、iPhone と同期して iphone上で番組を聴くということを行ってきた。 
Audio Hijack は録音機能しかないので、入力ソースとしてラジコを聴くことができるアプリケーションやブラウザを選択するのだが、主に使用していた BRadiko が毎回 Flash のエラーを表示するようになり(ダイアログが出るだけで再生はできている)、同時間帯に複数の番組を録音するのが面倒だったりする状況だったところ、メインマシンの Mac のシステムが壊れてどうしてもリカバリができず、諦めて新しい Mac mini を調達したのを期に新しいアプリケーションを試してみることにした。
導入したのは ネットラジオ録音 X というアプリケーション。
インターネットラジオ録音ソフト | ネットラジオ録音 X for Win / Mac (macOS 10.15対応)

インターネットラジオ録音ソフト | ネットラジオ録音 X for Win / Mac (macOS 10.15対応)

  • 出版社/メーカー: LODESTAR COMMUNICATIONS LTD.
  • メディア: CD-ROM
 
ネットラジオ録音 X for Mac (macOS 10.15対応)|ダウンロード版

ネットラジオ録音 X for Mac (macOS 10.15対応)|ダウンロード版

  • 発売日: 2019/10/21
  • メディア: Software Download
 
 
自分は JUST MY SHOP で安く購入した。(しかし JUST MY SHOP は利用するとメールが激しくくるようになる。ああいうのは利用者の反感を招くだけだと思うのだが。)
昔はそれが当たり前だったが、CD-ROM に入ったソフトウェアを購入したのは何年ぶりだろうか...
 
ネットラジオ録音 X は Windows版と Mac版が同梱されており、複数マシンにインストールが許されている。
再生、録音することができる範囲はradikoNHK のらじる らじるで、radiko はプレミアム会員向けの地域外放送や、タイムフリーに対応している。
 
使い方の基本はラジオの番組表を表示し、番組を右クリックして録音予約を行う。録音は1回限りか曜日を指定して定期的な予約を行うことができる。id3タグのアーティスト名、アルバム名、楽曲名、ジャンル、カバーイメージを番組情報から自動取得して設定することがでるが、自分好みに自由に設定できるかというと、いまひとつ自由度が足りない。また、一度予約した情報のタグを変更することができず、予約を一度削除して再度登録し直す必要があるのが面倒。
また、自分のスタイルをテンプレート的に登録したくなるがそういう機能はない。
番組表ありきのインターフェースであるため、番組表を使用しない1週間以上先の番組予約をしようとすると、これも難しい。

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番組表

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右クリックで録音ボタンを押すとこの画面

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タグはこの内容がデフォルト カバーイメージも自動的に取り込まれる

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タグに使用できるデータはタグ毎に決められている

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予約した番組はここで一覧表示される


録音自体は特に不満な点はなく、同時間帯の複数番組録音も問題なく機能する。番組の放送時間が拡大したりすると番組表全体が赤くなり、テレビ放送の録画のように自動的に追従してくれるのかと思ったがそのようなことはなく、放送時間の変更にも対応してはいない。
番組表は1週間前までの番組表を表示することができ、過去の番組で録音登録をするとタイムフリーの番組を録音することができる。この時録音が数秒で完了してしまうのだが、これはどこかのサーバーに録音ファイルが登録されていてそれをダウンロードしているのではないだろうか。
 
音楽ファイルを iTunes 改め Music に取り込む部分にはフォルダアクションを使用している。このアプリケーションにも Music に録音したファイルをエクスポートする設定があるが使用していない。しかし Mojave の時に動作していたフォルダアクション の AppleScript が動作しなかった。(もちろん tell application は iTunes から Music に変更している) 
AppleScript を使用していた理由は bookmarkable のフラグをONにすることなのだが、catalina の環境でこれを行うことができない。仕方ないので Automator を使用することに。ここの設定の中で iTunes に取り込んだ後、Radio というプレイリストに追加するように設定している。拡張子を m4a ではなく m4b にするとbookmarkable になるという情報も目にしたが、m4b は Automator の Music では impoirt 対象とはなっておらず、なかなか目的が果たせないのだった。

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Automator の設定はとてもシンプル

それでも安定して録音ができており、概ね満足している。

ジムニー(jb64)にスロコンとサブコンを導入

ジムニーにスロットルコントローラー(スロコン)、サブコントローラー(サブコン)をインストールした。
スロットルコントローラーは何をするものかというと、アクセルペダルとEUCの間に介入してスロットルの開度を変更するものだ。装着してもエンジンの出力が上がる訳ではない。
新型ジムニーはスロットルがワイヤーから電子制御に変わった。自分も電子制御のスロットルを持つ車を所有するのは初めてだったが、アクセルの踏みこみ具合に応じてスロットルが開くワイヤー式と比べて違和感が大きい。具体的には踏んでもエンジンの回転が上がらないことがある、あるいは踏んだ量に応じて回転が上がらないと感じることがある。
MTでは1速のギアが低めで変速が忙しいので、上り勾配でなければ通常2速発進をしている。こういう場合にも何が影響しているのか同じようにアクセルを踏んだつもりでもエンジンの回転が上がっていなくてエンストをしてしまったり、逆に回転が上がりすぎてしまうことがあり気を遣うのだった。
 
購入したものは Pivot 3-drive PRO (3DP)。TH-2C という車種別ハーネスも同時に購入。

[rakuten:auto-craft:12346588:detail]

 

PIVOT(ピボット) スロットルコントローラー 3DRIVE EVO 3DE 3DE
 

 

3-drive PRO (3DP)、3-drive EVO (3DE)、3-drive COMPACT (3TH) が新型ジムニーの対応製品で、デュアルセンサーブレーキ装着車は PRO と EVO のみが装着可能。取付の自由度が高そうなので PRO を選択した。   

装着はアクセルペダルの配線カプラーを外し、ハーネスを割り込ませる。ハーネスにコントロールボックスととコントロールパネルを接続して固定する。電源供給は不要だ。

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アクセルペダルのカプラー部。ここにハーネスを接続する。

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配線をぐるっと回り込ませて、センターコンソール下部にコントロールボックスをタイラップで固定した。

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コントロールパネルはこの位置。ステアリングが邪魔して常時見ることはできないが目立たないところへ。

3-drive はパワーモード、レスポンスモード、ECOモード、ノーマルモードがあり、パワーモードは7段階、レスポンスモードと ECOモードは5段階のレベルを持っている。そしてエンジンを切っても設定したモード、レベルは維持される。

https://pivotjp.com/product/3dp/img/3dp_data_02.svg?date=20180322

[Pivot のページより]

3-drive・PRO ( 3DP ) | スロットルコントローラー | PIVOT

 

いまのことろ r2 または r3 で走っている。アクセル踏み始めの感触は良い感じになった。踏んだら踏んだぶんだけアクセルが開くワイヤーに近い感触と思う。市街地で不満を感じることは殆どない。MTでノーマルのアクセルの反応に違和感を持つ人は少なくないと思うが、そんな状況を解消するために試す価値はあるのではないかと思う。
 
サブコン
サブコンとはEUCに介入してエンジンの出力をアップさせるデバイス。競技用の車両ではEUCの内容を書き換えて燃料の噴射量などを変更するものがあるようだが、新型ジムニーにはまだそのようなものはない。
最初は HKS パワーエディターの購入を考えていた。この機種はPCを接続してセッティングを変更する事ができるらしい。
他にもサブコン、ミニコンと言われるものはたくさん販売されているが、結局購入したのはスロコンと同じメーカー、Pivot の POWER DRIVE という製品。「3-drive と相性の良い特性で、併用ではさらに高いパフォーマンスを発揮」とあったからだ。
POWER DRIVE は大気圧センサーの配線コネクタに割り込む形で取り付ける。
ということは圧力センサーの測定値を騙してEFIに送ることでエンジンの出力を上げる装置ということになるのだと思う。ターボのブースト圧が上がるようだ。
 

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圧力センサーは2箇所。それぞれにハーネスを割り込ませる。

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電源をバッテリーから取っている。

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本体はリレーボックスの上。両面テープではなく面ファスナー(マジクテープ)で固定した。

取付後はエンジン音が少し変わって太くなったように感じた。市街地では低めの回転数で運転するように心掛けているので出力の大きな変化は感じられないが。低回転からエンジンが粘るようになった。年末年始の休みに榛名山へ出かけたが、1.5車線の山道のヘアピンなど、これまで2速まで落とさないと登って行かないような場面で3速のまま行けるようになった。各ギアの守備範囲が広くなって運転が楽になった。

元々重い車体なので、強い加速など期待しているわけではないが、山道の登りでは非力さを痛感していた。それが幾分解消したと思う。山道を走る機会の多い人なら、サブコンの導入はお勧めできる。
ディーラーでの点検などの場合でもダイアルを0にすればノーマルの特性となり、それでも不安であればカプラーオンなので取り外しも容易だ。
 
追記: サブコンを RACE CHIP に変更しました

陣馬形山でソロキャンプ (3日目) -撤収-

3日目の朝。昨日よりも雲が多いものの概ね晴れ。そして伊那谷は雲の下。 

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昨日出かけた天空の池の周辺も陣馬形山から見ることができる。

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今回初導入したコット。下の足は取り外して低いコットとしても使用できる。快適に眠ることができた。

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陣馬形山山荘。無人の小屋で宿泊することはできないが、緊急時の避難場所として使える。看板の下にカメラが見えるが、ライブカメラが設置されている。

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ライブカメラのURLはここだが、公開していないこともあるので注意。

www.jinbagata.com

 

建て替えられて綺麗になったトイレ。しかしこの時期水が止まっている。当然ながら手を洗うこともできない。

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今日は早めに撤収して中津川まで足を伸ばそうかと考えていたが、結局お昼近くになってしまい諦めて帰ることにした。こんなに積むとルームミラーで後方を確認することができない。しかしルーフに積むと明らかに燃費が悪化するので帰りは全部中に積み込んだ。燃やさなかった薪があるので出発時よりも荷物が増えている。

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ちなみに今週、ここでドラマゆるキャン△のロケがあるそうだ。

www.tv-tokyo.co.jp

 

山を降りる途中、前走車のペースの遅さにイライラして違う方向に進路を向けたら未舗装路に入り込んだ。まあジムニーだし何の問題もない。

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県道49号から国道152号を北上し、高遠町の七面亭で昼食。最初に食べた時の感動はなくなってしまったが、コストパフォーマンスの高さは相変わらず。

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goo.gl

 

R152からふと思い立って千代田湖へ来てみた。ここも人気のあるキャンプ場だ。(この時期は営業していない)

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goo.gl

 

千代田湖から西に抜ける道があったので行ってみた。ほぼ未舗装路で楽しい道だったが、最終的に電柱工事作業による通行止めに阻まれ、千代田湖まで戻ることになった。

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前日の雨による大きな水溜りなどがあり、車はこんな姿に...

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楽しいジムニーキャンプ旅だった。

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陣馬形山でソロキャンプ (2日目) -天空の池へ-

一夜明けて伊那地方には青空が広がった。テントサイトからのこの眺めが素晴らしいのだ。

 

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正面には中央アルプス千畳敷カールと宝剣岳。この中途半端な雪の付き方は登りやすいのだろうか、登りにくいのだろうか。

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このキャンプでデビューのDOD カマボコテント ミニ。

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テントの中からもこの眺め。

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DODのカマボコテントミニは抽選販売でゲットした。暖房器具を入れた冬キャンプ用として購入。設営は一人でも大きな問題なく行えたが、きれいにピンと張るのはなかなか難しい。四隅に換気口があるが、これを完全に閉じることができず、強い風の中では寒さを感じた。インナーテントを使わずに使用したので尚更。しかしちゃんと眠れた。

現在カマボコテントミニは名前が変わっている。

www.dod.camp

 

カマボコテントと同時に導入したのがこの薪ストーブ。

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ノザキ産業のラビット2型。煙突は100mm径だ。オンラインショップなどで購入可能だが、このストーブはYahooオークションで定期的に出品されており、うまくいけば比較的低価格で入手することができる。自分は18,500円で入手した。

nsco.shop-pro.jp

 

脚の高さがあまりないので、スチールラックを入手してその上にストーブを載せる形とした。ラックとストーブの脚は金具で固定。ラックの脚はペグを打って風で煽られても倒れたりしないように準備した。 

 

カマボコテントのこの部分はダブルファスナーになっているので、上の部分に煙突を通す。煙突の周りには定番のメッシュの傘立て。ここでは上下でボルト3本で固定しているが、結構ずれて中央に止めるのが難しかった。この部分の固定は要対策だ。

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煙突は一節追加で購入して高さを稼いだ。排煙口から火の粉が飛ぶと嫌なので、金属メッシュを丸めて内部に差し入れている。

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上部にステンレスホースバンドを巻き、ワイヤーを介して張綱を出してペグダウン固定している。

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今日一日、キャンプ場に止まるか出掛けるか少し迷ったが、せっかく天気が良いので出掛けることにした。

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目的地は天空の池。前から一度行ってみようと思っていたところだ。牧場内の道がなかなかの難路と評判で、なおかつ土砂崩れなどで度々通行止めとなる。今年は10月に開通したばかりだ。

 

goo.gl

もし目指す場合は事前情報の収集を忘れずに。

www.vill.ooshika.nagano.jp

 

R152から狭路となるが、川沿いの道を離れるとどんどん高度を上ていく。そしてここからが本番。最初の上りこそ舗装がされているが、ここから上はほぼ未舗装路だ。

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そしてここが天空の池。まあ水溜りと言われてしまえばそれまで。標高2000mオーバーの場所だ。

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中央アルプスをバックに。

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未舗装路では特に珍しくないが、洗い越しもある。

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天空の池へのドライブを堪能し、キャンプ場に戻ると案の定、駐車スペースは車であふれていた。車高の高いジムニーの特性を生かし、他の車が停めない場所に置いた。(画像左中央の木の影)

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夕方の様子。

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 陣馬形山から見る伊那谷天竜川と中央アルプスからの河川が作り出した河岸段丘の地形が見ていて楽しい。

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夕陽に照らされる南アルプスの山々(モルゲンロート)

仙丈ヶ岳

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左から北岳、中白根岳、間ノ岳

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塩見岳

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夜のキャンプ場

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陣馬形山でソロキャンプ (1日目)

この記事は2020年6月に書いている。

陣馬形山は伊那谷の東側、長野県伊那郡中川村にある標高1445mの山だ。山頂直下に無料のキャンプ場がある。数年前までは知る人ぞ知るキャンプ場だったが、近年人気が高くなり、夏場などはとても行く気にならない混み具合になってしまった。

加えてゆるキャン△の舞台となりいっそう人気に拍車がかかった。ドラマ「一人キャンプで食って寝る」にも登場した。

このキャンプ場の何が良いかと言えば、やはりロケーションだ。眼前に中央アルプスがそびえ、眼下には伊那の街が見渡せる。東側に目を向ければ南アルプスの山々を見渡すことができるし、晴れていれば夜は星空がすばらしい。

一方設備はトイレ(建て替えれれて綺麗になった)と飲用不可の水場のみ。駐車場のスペースも限られている。陣馬形山までの道は狭路が続き、ちょっと買い物にと出かけるには街から遠い。また11月に入ると水道が止められ、トイレの水も流れなくなる。

goo.glff

そして、とうとう今年から予約制、人数限定のキャンプ場となってしまった。相変わらず管理人はいないので強引に宿泊する人がいそうだが、新型コロナウィルスの影響で春からずっと閉鎖中。キャンプが可能となるのは8月からのようだ。

www.vill.nakagawa.nagano.jp

www.vill.nakagawa.nagano.jp

 

2020年11月22日から二泊キャンプをした。ここでキャンプするなら平日から始めるのが良いと思いこの日を選んだ。

出発はいつものように前日の夜中。そうすると高速料金が安く、寝坊して出発が遅れて首都圏脱出の渋滞に巻き込まれるリスクがない。多少無理するので運転が眠くなることはあるが... そして諏訪湖畔、下諏訪のみずべ公園までやってきて仮眠を取った。

夜明けの諏訪湖

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霜が降りたカエデの落葉

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起床後、買っておいたパンをコーヒーで流し込んでまずは温泉。下諏訪にはいくつかの共同浴場があるが、もうすぐなくなってしまう「みなみ温泉」が朝早くから営業していたのでここを訪れた。タイル張りさほど大きくはない円形の湯船。下諏訪の温泉はどこも湯温が高いがここも熱い。でもおかげて目が覚めた。

岡谷市内、鳥居平やまびこ公園を目指し、そこから塩嶺王城パークライン(えんれいおおうじょうぱーくらいん)を南下する。この道は初めて走ったが眺望が良い。

手前の道路は岡谷ジャンクション。正面の富士山は裾野だけが見えている。

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今回は荷物が多く、ルーフに荷物を積んだ。燃費が落ちる...

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しだれ栗森林公園の手前からしだれ栗展望台をめざすつもりだったが曲がるポイントを見逃してしまい、森林公園の南側から左に入った。曲がってすぐに未舗装路。山を登って稜線上でしだれ栗展望台からの道と合流し、あとは山の尾根に沿って走る林道となる。王城枝垂栗林道8.5km。所々ぬかるんだ部分もあるが、慎重に走れば乗用車で行けるレベル。辰野町の付近は舗装路となる。

途中で伐採した丸太の積込トラックが道を塞いでいた。エスケープの余地なく、積込限界が近そうだったので黙って手前で待機した。10分か15分くらい待ってトラックは走り出し、待避スペースがあるところで道をゆずってくれた。

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辰野町から南下。基本伊那西部広域農道を走って伊那市のグリーンファームへ。この辺りに来た時には必ず立ち寄るところだが、建物がすっかり新しくなっていた。ここは地元の野菜、果物、きのこなどが豊富で安い。また古道具なども売られていて、小ぶりな火鉢など買ったことがある。今回は野菜類と共に薪を購入。建物が新しくなってどことなく怪しい感じは薄れた。

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更に南下してやってきたのは飯島町にある信州 里の菓工房。ここは恵那にある恵那川上屋の関連会社で、恵那川上屋で提供している栗一筋とほぼ同じものが「できたてモンブラン」としてカフェで提供されている。名古屋時代に栗一筋を食べ損ねたのでここでチャレンジしにきた。秋から春までの提供だが、栗好きは一度試してみると良いと思う。定番の栗きんとんほかいくつかのお菓子をテイクアウト。

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中川村のスーパーで買い物をする頃に雨が降り出したので急いで陣馬形山へ向かった。

陣馬形山キャンプ場はサイトが3段に分かれている。1番上が尾根の上で山頂への通り道でもあり、トイレもここにある。1段下がったところに水場がある。当然ながら1番上が一番眺めが良い。今回は平日ということもあり、1番上の見晴らしの良い場所にテントを設置することができた。しかし夜になって雨も風も強まり、風の通り道である尾根の上はあまりよろしくないと思い出したが張ってしまったので仕方がない。

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雨の中の設営作業だったのでカメラを取り出す気力もなく画像はほとんどない。今回いくつかニューアイテムを投入したが、そのあたりについては別の記事としたい。とにかく雨だし風が強く気温も低かったので、トイレ以外はずっとテント内で過ごすことになった。

晩ごはん。無印のカレー鍋。これなかなか良い。

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今回デビューのアイテム。火の管理がたいへんだった。

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中津川林道が開通したので走ってきた

関東圏、特に東京埼玉近郊に住むオフローダーにとって、中津川林道は定番の未舗装路だ。中津川林道から川上牧岡林道へつなぐコースは過去、オートバイでは何度も走った。ちなみに今は中津川林道とは呼ばず、秩父市道大滝幹線17号というのが正式な呼称。でも中津川林道の方がわかりやすい。
 
去年ジムニーを購入後中津川林道を走ろうと思っていたら、2016年の夏の台風による土砂災害によりずっと通行止めが続いていた。それが6月6日にようやく復旧し通行可能となったのだった。ちなみに18時から翌8時までは夜間通行止。
 
* この記事の投稿は2020年6月だが、2019年の台風19号により崩落箇所が多数あり通行止めの状態。わずか4ヶ月の開通期間だった。
 
この週末は天気が微妙だったが、土曜日は曇り、日曜日は雨の予報で土曜日に出かけることにした。
夜中に出発してまずは皆野町美の山公園へ。金曜日にたっぷり雨が降ったので今日は雲海がでそうな感じだったので... 東秩父牧場の天空のポピーも見頃な時期だが、両方は無理なので雲海を選択。美の山公園山頂の駐車場はすでに車で埋まっていたので手前の道路脇駐車スペースで仮眠。この時はとても視界が悪い状態だったのであまり期待していなかったが、しっかりと雲海が発生していた。全部手持ちで撮ってしまったが、三脚を使っての長時間露光なども試してみればよかったかもしれないが、夜景+雲海を撮るには起きるのが遅かった。

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山を下りて秩父市内で給油と朝食の調達を済ませ、道の駅大滝温泉へ。中津川林道が通行可能な8時にはまだ時間があったので更に仮眠。ここは屋根のある駐車スペースがあるので雨の日には良さそう。
R140から県道210に入り、両神山方面に行かずに中津川沿いを直進。中津川キャンプ場を過ぎ、埼玉県森林科学館を過ぎるとと未舗装路が始まる。
中津川沿いの道は比較的道が広く勾配少なく路面も良い。その気になれば良いペースで走れるが、ここは関東圏でも超メジャーな道なので特にブラインドコーナー手前では対向車に十分注意したい。雨が上がって天気も良くなり、新緑が眩しい。

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中津川から離れると道路は急速に勾配を上げていく。所々雨でぬかるんでいるところもあるが、路面は悪くない。そして三国峠へ到着。長野県と埼玉県を結ぶ唯一の道路だ。

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長野県側は舗装路。(但しやや荒れ)千曲川沿いまで降りてくると野菜畑が広がってくる。途中毛木平への分岐があるが、 毛木平は甲武信ヶ岳への登山口のひとつだ。登山の場合夜中走って登山口駐車場で仮眠することが多いが、中津川林道は夜間通行止めなので利用できない。それに距離は長くても中央道経由のほうが早そうな気がする。
 
続いて大弛峠を目指す。川上牧丘林道は路面が荒れているという印象があったが、序盤なかなか走りやすい路面ではないかと思いながら走っていたところ、標高を上げるに従って大きめの石が増えてきて、あーやはりこうだったかと思い出した。但し、開通から間もないためか、溝が掘れているような箇所はないし、ジムニーには全く問題のない道だ。

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ところで自分はスマートフォンをナビ代わりに使用していることもあり、スマートタップというマウントを使用しているが、大きなギャップを超えるたびにマウントからスマートフォンが外れ、さらにケーブルが引っかかってワイパーが動くということが頻発した。以前のシンプルなマウントに戻し、それでもだめならRAMマウントを検討することにする。
 
大弛峠の頂上付近に近づくと駐車車両が増えてくる。ここは東へ向かうと金峰山、西へ向かうと国師岳という登山口になっている。金峰山へは瑞牆山方面から去年登っている。大弛峠へ来たら1時間程度で到達できる国師岳へ登ってみようと思っていたが、今は左膝痛が治らず登山はお預け状態だ。停める場所がないので峠はそのまま通り過ぎた。ちなみに大弛峠の標高は2360mあり、富士山スカイラインに次いで自家用車で到達できる日本で2番めに標高が高い道路だ。
 
大弛峠から南は山梨県で全面舗装。路の狭さの割に交通量が多いので気をつけたい。乙女湖というダム湖の手前でクリスタルラインに入った。クリスタルラインは全面舗装の長い長い林道で前線走ると68.1Km もある。舗装はされているが林道なので狭路がほとんど。交通量は非常に少ない。クリスタルラインは幾つかの林道の総称なので分岐が多いが標識を見落とさなければ問題ないと思う。

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暫く走ると瑞牆山荘がある。ここは富士見平小屋を経由して瑞牆山金峰山へ登る登山口だ。自分も去年、テントを担いで二つの山に登った。ここは富士見平小屋を起点に両方の山に行けるので、テント装備を担いで歩く距離が短くて済むのでテント泊初心者向きなのだ。(それでも自分にはキツかった)
瑞牆自然公園で小休止。ここから見る瑞牆山はとても良い。

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瑞牆自然公園を過ぎてさらに進むと再びクリスタルラインに合流するが、途中で右に入ると松平林道がある。全長5kmの砂利道。

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県道610号線を少し南下すると清里方面に抜ける横尾山林道があるが、東側区間はゲートがあるため県道を南下し、増富小学校和田分校跡あたりから再び北上してつきあたりを左折で林道に入る。13Kmのフラットダート。結局この日は4本の林道で44kmを走ることとなった。もう十分だ。
 
北杜市方面へ出て遅めの昼食。天ぷらが盛り沢山で美味しかった。

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食後、七里岩の上を初めた走った。この特徴的な地形は20万年前に八ヶ岳が山体崩壊し、韮崎岩屑流として形作った平地を西側の釜無川と東側の塩川の侵食によって作られたもの。この地形をニラの葉にたとえ、その先端にある場所として韮崎という地名が付いたとも言われている。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/37/Shichiri_rock_plateau_Nirasaki_Aerial_photograph.jpg/1024px-Shichiri_rock_plateau_Nirasaki_Aerial_photograph.jpgwikipediaより

そして七里岩の先端に観音様が立っている。(平和観音像)

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走ってご飯食べたら次は温泉ですね。ということで甲府市の西の住宅街にある山口温泉にやってきた。ぬるめの湯だが源泉掛け流し。良い温泉だ。

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温泉の後、甲府駅の北にある AKITO COFFEE でお茶。

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お茶の後、石和温泉でもう一風呂。ここも違った意味で良い雰囲気の温泉。食堂も人気らしい。

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勝沼から中央道に乗って帰宅。約20時間の日帰りハードツーリングだった。

新型ジムニー(JB64)、ルーフラック装着

ジムニーにルーフラックを装着した。GWに東北を回った限り車中泊中心でもルーフラックが必ず必要という感じではなかったが、もう少しスペースに余裕を持たせたいと思い以前から考えていたルーフラックを装着した。 

tonochang.hatenablog.com

 

購入したのは精興工業の TUFREQ PL437B。どちらかというと仕事する車に装着されていることが多い製品だ。選択の決め手は無骨な佇まいと価格。ベースシステムが不要で2万円台で購入できるのはこの製品だけだ。

 

 

パッケージは 134x24x20 というサイズでマンションの宅配ロッカーには収まらなかった。組み立ては取扱説明書の手順通りに行えば特に問題はないと思うが、脚の取付幅の調整は注意が必要。説明書にはA寸と取付幅が記載されているが、リア側はA寸で合わせても取付幅が記載の長さにならなかった。A寸ではなく取付幅を優先させる。横枠などを組む前、フレーム角パイプと脚を取り付けた状態で車に乗せてみると安心。ちなみにWebの製品情報には重量のデータが載っていないがかなり重い。パッケージの状態で体重計に乗せたところ19kgほどあった。軽さを優先させるならショウワガレージのA-Xシリーズが良いと思う。

 

車への取付は2人以上でと書いてあったが、フリースブランケットをルーフに敷いて、その上に片側を乗せて押し込むことでひとりでもスムーズに乗せられた。

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タフレックには風切音低減プレートが最初から付いているが、Instagram でやっていた人のアイディアを拝借してカーメイトのフェアリングを装着した。 

カーメイト フェアリング inno Lサイズ 1230mm IN267JP

カーメイト フェアリング inno Lサイズ 1230mm IN267JP

 

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但し、TAFREQ の角パイプは一般的なシステムキャリアよりも径が大きくそのままでは固定できない。そこでブラケットの取り付け穴を広げてボルト固定ができるように加工した。デカールは剝がした。まだ高い速度域では走っていないが、街中で走る限りは窓を開けて走っても風切音は気にならない。

追記:高速道路を走っても風切り音は全く気にならなかった。このフェアリングの効果は大きそうだ。

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ルーフラックを装備すると、ルーフラックに荷物を載せるための装備が必要になる。リアラダーなどは見た目には格好良いが、自分がよじ登るのなら良くてもケースなどを抱えてラックに積むとなると脚立などが必要ではないかと思った。

 

そこで購入したのがこれだ。ステップ部分が折りたためるので格納状態はスティック状になる。長さはジムニーに横積みできるサイズだ。脚立としての安定性は一般的なものよりも劣るがサイズと軽さを優先させるなら良い選択だと思う。

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 それからちょっとした屋根のアクセス用にドアストライカーに引っかけて使用するステップを購入した。脚立は常備せずにこれだけ積んでおく予定。

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固定用のベルトも購入した。探せばカヤックを積んでいた時に使っていたものがどこかにあると思うのだが。